カブス・今永昇太が6戦ぶり白星の6勝目 デビュー先発から12試合で11与四球は1901年以降で球団最少記録
◆米大リーグ レッズ2―4カブス(9日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク) 【動画】復帰即!誠也3安打…走って走って今永助ける カブスの今永昇太投手(30)が9日(日本時間10日)、敵地のレッズ戦に先発。6回2/3を投げ、5安打7奪三振2失点で5月1日のメッツ戦以来自身6戦ぶりの白星となる6勝目を挙げた。防御率は1・96で、リーグ3位につけた。 今永が意地を見せた。7回に3連打で1点を与え、なお1死三塁。スライダーでフリードルを空振り三振に仕留めた。ここで交代。ベンチへ下がる左腕にファンの大きな拍手が注がれた。 スイッチ2人含め8人が右打席に立った相手打線に、高めの速球とチェンジアップを効果的に使った。過去2試合はともに5回途中で降板していたが「スムーズに腕が振れたり、体が回ったり」と球に強さが戻った。 地元紙「シカゴ・トリビューン」と地元局「マーキースポーツネットワーク」によれば、デビュー先発から12試合で11与四球は、記録の残る1901年以降で球団最少記録となり、同じく防御率1・96は1913年から15年のZ・ザベルの1・85に次ぐ球団109年ぶりの低い数字となった。 前回から中4日での登板が決まると、「体がベストなコンディションでないと相手に通用しない。すべてもう一度見直して」と本来のメニューにない壁当てを行うなど登板間の調整にも工夫。7連勝中と絶好調だったレ軍を相手の快投で、チームの連敗を3で止めた。
報知新聞社