「這いつくばってでもJ1へ」ベガルタ仙台が必勝祈願 OB遠藤康さんは「子供たちのため」育成に尽力誓う
仙台放送
ベガルタ仙台は1月8日、仙台市青葉区にある大崎八幡宮で必勝祈願を行い、新シーズンでの飛躍を誓いました。 大崎八幡宮で行われた必勝祈願には選手やチームスタッフなど約60人が参列しました。 昨シーズン、プレーオフ決勝に進出し、J1昇格まであと一勝というところまで迫った仙台。シーズン途中からゲームキャプテンを務めた郷家選手や、キャリアハイの9ゴールを決め大きく飛躍を遂げた相良選手など、悔しさを味わった多くの主力選手が残留を決めました。さらに、J1浦和から地元仙台市出身の武田英寿選手を獲得するなど、心強い11人の新戦力が加わりました。 2年目となる森山ベガルタ。昨シーズンの悔しさをバネにJ2屈指の戦力で5年ぶりのJ1昇格を目指します。 ベガルタ仙台 郷家友太選手 「(プレーオフ決勝の)岡山戦の景色を忘れずに、今年は最初から自動昇格を狙いに行くという姿勢をサポーター、地域の皆さんに見せたい」 ベガルタ仙台 森山佳郎監督 「今年は這いつくばってでも何が何でもJ1に上がりたい。最後の最後あと一歩足らずだった。一戦一戦を大事に戦っていきたい」 一方、昨シーズンで現役を引退し、新たなスタート切った人もいます。 元ベガルタ仙台 遠藤康さん 「『東北人魂』はすごく大事なものであるから。これだけ続けられていることがよかったなあと思う。とりあえず子供たちの笑顔を見て元気をもらいたい」 1月5日、宮城県多賀城市で開かれた東北人魂サッカー大会。昨シーズン、ベガルタで現役を引退した遠藤康さんが、東北から1人でも多くのJリーガーが生まれるようにと企画したサッカー教室です。 元ベガルタ仙台 遠藤康さん 「ここから一人でも多くのJリーガーが出てくれたらうれしいので、この大会を何回でもやります」 イベントには多賀城市出身の郷家友太選手や今シーズンベガルタに加入した仙台市出身の武田英寿選手といった現役選手も参加。大会に参加した県内の小学生約200人が、憧れのプロ選手とのプレーを楽しみました。 参加した小学生 「ヘディングとかいっぱいして、めっちゃうまかった」 「楽しかったし、選手とやれてうれしかった」 ベガルタ仙台 郷家友太選手 「子供からしたらすごくうれしいだろうなと、きょう本当に感じたし、こういうのは続けていかなければいけない。ヤスさんを見習って、地元を引っ張っていきたい」 2022年に仙台に加入して以降、宮城の子供たちのためにイベントを企画し続けてきた遠藤さん。引退後も宮城のサッカーの育成と普及に尽力したいと話します。 元ベガルタ仙台 遠藤康さん 「こういう場をなるべくもっと作りたいと改めて思った1日だった。体ぶっ壊れてでも子供たちのために動いて、できるだけいい環境を与えられるように自分で考えて行動していきたい」
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