4月から丸山分庁舎に子ども家庭支援室を設置 南房総(千葉県)
南房総市は、全ての妊産婦や子育て世帯、子どもへの一体的な相談支援を行うため、4月1日から同市教育委員会子ども教育課内に、こども家庭センターの機能を含む「子ども家庭支援室」を設置する。 社会福祉課児童福祉係と健康推進課保健係の業務も子ども教育課に移管し、子育てに関する窓口を丸山分庁舎に一元化する。“教育と福祉を融合”した、全国的にも先進的な取り組みだという。 こども家庭センターは、令和4年の改正児童福祉法で各自治体に設置が努力化されている機関。子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点を一体化、支援体制の強化を図る。 これに伴い同市では、家庭児童相談や特別支援教育、適応指導の業務を行っている子ども教育課の教育相談センターと、子育て支援センター「ほのぼの」、健康推進課の子育て世代包括支援センターの機能を一つにする、子ども家庭支援室を設置することになった。 新設する子ども家庭支援室では、0~18歳の子どもと家庭のさまざまな問題について相談支援活動を行う。子どもの成長過程に応じ、必要な支援や施策を切れ目なく、漏れなく取り組み、子育て世代の包括的な支援体制を構築することで、子どもの健やかな成長と家庭の幸せを支えることが目的。 妊娠・出産、子どもの発達・教育、子育てに関するワンストップ相談窓口となる他、▽必要に応じた支援を提供する個別サポートプランの作成▽地域子育て相談機関として、こども家庭センターを補完▽妊産婦や乳幼児等への支援▽関係機関と連携した要保護児童対策地域協議会としての支援▽不登校の子どもたちを支援▽発達相談・支援――なども主な取り組みとなっている。 担当の子ども教育課では「全ての妊産婦、子ども、子育て世代に一体的に相談支援を行う機関として、0~18歳の子どもの健やかな成長を願い、子どもと家庭のさまざまな問題について相談支援を行っていきたい。南房総市で安心して出産、子育てをしていただきたい」と話している。 問い合わせは、3月末までは同市子ども教育課(0470―46―2966)、4月1日からは子ども家庭支援室(0470―46―2957)へ。