[山口県]バス・タクシークーポン券配布 下関市が千円分、12万世帯に
下関市は、市内の路線バスやタクシーに乗車する際に運賃の割引サービスが受けられる「下関市バス・タクシーどこでもおでかけクーポン券」を市内の約12万世帯に配布した。割引額は1世帯当たり100円券10枚つづりの千円分で、12月31日までの期間中に使うことができる。 貸し切りや高速バスを除く市内を運行する路線バス(サンデン交通、ブルーライン交通)と、市内に事業所を置いて営業している法人や個人のタクシーが対象。福祉タクシーでも使えるが、一部対象外の福祉タクシーもある。 運賃を支払う際にクーポン券を渡すと割引が適用される。1回の乗車でのクーポン券の使用枚数に制限はないが、運賃額を超えるクーポン券は使えない。運賃との差額や100円未満は現金で支払う。交通系ICカードやバスカードとの併用はできないが、市独自の運賃助成制度「いきいきシルバー100」などの割引制度との併用は可能。 クーポン券は市報の4月号に折り込む形で配布した。自治会に入っていないなどクーポン券が届かない世帯のために、市の都市計画課や4総合支所で入手できるようにしている。 物価高騰の影響を受ける生活者への支援と、公共交通の利用促進を図るのが目的。昨年はバスのみを対象に1世帯当たり500円分のクーポン券を配布し、使用率は22・1%だったという。問い合わせは同課(電話083・231・1441)へ。