大型株が「循環物色」される環境下での銘柄探しのポイント
8月の日経平均株価は小幅減でした。こうした状況で、Bコミさんは「大型株に注目しては」と指摘します(イメージ写真:Rawpixel/PIXTA)
8月の日経平均株価は前月末比で1.67%の下落となった。 アメリカの株式市場の月初は、格付け会社のフィッチが国債の格下げをしたことによる金利上昇や、非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったこと、アップル(AAPL)の決算などが嫌気され、株価は下落した。 月半ばには、FOMC(連邦公開市場委員会)の議事要旨で追加利上げの可能性が警戒されたこと、中国の経済統計が冴えないこと、中国恒大集団の連邦破産法15条の適用申請などを受けて、株価は下落。月の最安値をつけた。 月の後半にかけて、ジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長が「ジャクソンホール会議」でタカ派寄りの発言をしたものの、波乱なく通過した。投資家は早急な利上げはないと判断し、直近まで上昇していた金利は下落、株式は上昇した。
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坂本 慎太郎