ワインの歴史を感じてもらいたい、加藤夕夏・横野すみれ・有井ちえ出演「ワインガールズ」幕開け
「舞台『ワインガールズ』」が、昨日4月26日に東京・シアター1010にて開幕した。 【舞台写真】舞台「ワインガールズ」の様子。 本作は、実話をもとにした松山三四朗の小説「ワインガールズ」(ポプラ社)を、菅野臣太朗の脚本・演出で立ち上げる舞台。 1943年にワイン造りを始め、ブランドワイン・KIKYOが国産ワインコンクールで銅賞を受賞するなどの実績を持つ、長野県塩尻市の塩尻志学館高校をモデルに、3人の女子高生が恋、友情、ワイン醸造に青春を注ぐ姿が描かれる。女子高生の“ワインガールズ”を加藤夕夏、横野すみれ、有井ちえ、3人をサポートする教師・倉林舞役を上西恵、桔梗ヶ原学園の校長・米原真一郎役を辰巳琢郎が演じる。 開幕に際し、加藤は「『ワインガールズ』は、恋や友情、家族愛など熱い青春がたっぷり詰め込まれた作品ですが、青春物語というだけではなく、先祖から受け継いできたものや、自分の大切なもののために、自分の命をかけるというメッセージ性の強い舞台です」と見どころを語り、「観劇後に、普段自分の生きてる世界がちょっと愛おしく感じてもらえたらいいなと思います」とコメント。 横野は「長ゼリフが多く、とても緊張していたのですが、良い雰囲気で終えられて良かったです」とゲネプロを振り返り、「ワインを飲むときに『あんな歴史があったんだな』と感じてもらいたい」と観客へ期待を込める。 有井は稽古場の様子を「ワインが好きな人が多いので、ワインについて話すことが多かったです」と紹介し、「キャストの半分くらいが関西人なんです。お稽古場でもずっと関西弁が飛び交っていて、地元感のある和気あいあいとした雰囲気でした(笑)」と、リラックスした雰囲気で稽古に臨めたことを明かした。 上西は「シアター1010には生徒役で立たせてもらったことがありますが、今回は初めて先生役を演じるので、時の流れを感じます(笑)。生徒たちをしっかり支えられる先生になれるようがんばります」と心境を述べ、辰巳は「観終わったあと、皆さんがワインを飲みながらこのお芝居のことをお話ししていただけるような、そんな芝居をしていきたいと思います」と意気込んだ。 上演時間は休憩含む約2時間30分。公演は5月2日まで。なお一部公演の終演後には、KIKYOワインの試飲会や、キャスト登壇のアフタートークが開催される。また本作は、シアター1010がある東京・北千住のワイン店8店舗とのタイアップ企画を実施している。 ■ 舞台「ワインガールズ」 2024年4月26日(金)~2024年5月2日(木) 東京都 シアター1010 □ スタッフ 原作:松山三四朗(「ワインガールズ」ポプラ社) 脚本・演出:菅野臣太朗 □ 出演 北村いちる:加藤夕夏 百瀬結生子:横野すみれ 奥沢美麓:有井ちえ 穂高優馬:坂田秀晃 倉林舞:上西恵 ⻄森誠:本間健太 百瀬一夫:田中尚樹 奥沢正樹:鷲尾昇 北村聡子:三原珠紀 百瀬美智代:池谷祐子 奥沢陽子:月影瞳 市川ミチ:斉藤レイ 高山秀次郎:山谷勝巳 米原真一郎:辰巳琢郎 牧田道灌:椙本滋 米原慶一郎:武田知大 百瀬公男:加藤大騎 藤森真帆:根岸可蓮 剣持要:芹沢尚哉 丸山由貴:平館真生 小松葵:中武明佳理 宮下望:中右遥日 ※辰巳琢郎の「琢」は旧字体が正式表記。 (c)松山三四朗/ポプラ社