ハリケーン直撃でリゾート被害 スタジアム冠水…“略奪”も メキシコ・アカプルコ
アメリカ国立ハリケーンセンターによると、ハリケーン「オーティス」が直撃し、メキシコ南部のリゾート・アカプルコが被害を受けました。当時、最大風速は70メートルを超え、メキシコ政府によると、27人が死亡、4人が行方不明だといいます。 ハリケーンの直撃を受けたアカプルコでは、街一面を茶色く濁った水が覆い尽くしていました。巨大なスタジアムの周りは水に囲まれ、人が近づけないような状態に。スタジアムの中も、水浸しになりました。 街の中では、腰まで水につかりながら、何かを運び出す人々の姿がありました。支援物資などが届かず、店から略奪する行為も起きています。 さらに、ホテルの室内は、めちゃくちゃに破壊されていました。 撮影者 「冗談じゃない。いやいやいや。こんなことあり得ない…アカプルコは破壊された」 降り続いた雨の影響で、今後、メキシコ南西部などで“土砂崩れ”のおそれが高まっていて、警戒を求めているということです。