【アカデミー賞速報】脚色賞は「アメリカン・フィクション」
第96回アカデミー賞の脚色賞を「アメリカン・フィクション」が受賞した。 本作の主人公は、アフリカ系アメリカ人の売れない小説家セロニアス・“モンク”・エリソン。典型的な“黒人のエンタテインメント”が称賛される風潮にうんざりしていたモンクは、世間が黒人作家に期待するような小説を皮肉として書くが、出版社から高額の契約を持ち掛けられて困惑する。「バスキア」や「007」シリーズのフェリックス・ライター役で知られるジェフリー・ライトがモンクを演じた。 【写真】「アメリカン・フィクション」場面写真 パーシヴァル・エヴェレットによる小説「Erasure(原題)」を脚色し、監督を務めたのは、ドラマシリーズ「マスター・オブ・ゼロ」「ウォッチメン」にストーリーエディターとして関わってきたコード・ジェファーソン。本作はジェファーソンの長編映画監督デビュー作であり、アカデミー賞初受賞作にもなった。 「アメリカン・フィクション」はPrime Videoで配信中。映画ナタリーでは引き続きアカデミー賞の受賞結果を速報でレポートする。 ■ 第96回アカデミー賞 脚色賞 ★「アメリカン・フィクション」(コード・ジェファーソン) 「バービー」(グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック) 「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン) 「哀れなるものたち」(トニー・マクナマラ) 「関心領域」(ジョナサン・グレイザー) ※★印が受賞作品 (c)2023 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.