桂小枝が桂ざこばさんの急死に「人は全員いつか死ぬ。怖いね」…今くるよさんの告別式の裏話も披露
吉本興業の人気落語家・桂小枝が13日、大阪・動物園前の寄席小屋「動楽亭」で大トリを務め、「どうらんの幸助」を披露した。同劇場は喘息(ぜんそく)のため12日に76歳で亡くなった桂ざこばさんが席亭だった。 関西芸能界はキダ・タローさん(5月14日死去、享年93)、今くるよさん(同27日死去、享年76)と訃報が続き、悲しみに暮れている。小枝はマクラで「人は全員いつか死ぬ。怖いね」と、しんみり。 ざこばさんとは落語会で何度も共演しているが、同じ公演に出演したざこばさんの一番弟子・桂塩鯛らが思い出話を語り尽くしたため、配慮したのか、話題はキダさん、くるよさんに。小枝は自身の出ばやし「小枝ブルース」がキダさんの作曲で「ただ(無償)で書いてもらい『タダ・タロー』って呼んでいた。何でもただでやってくれた」と笑いを誘った。 同じ吉本所属のくるよさんの告別式は先月31日に営まれ、小枝も参列した。「くるよさんはパンが好きで。小さいロールパンをいつも食べていた。それを参列者がみんな知っているから、棺桶はパンでぎゅうぎゅう詰めやった」と裏話を明かしていた。
報知新聞社