雨を言い訳にする人と「グリーンが止まりやすい」と前向きに考える人、どっちがいいスコアで回る?【心理学的に考えてみた】
ゴルフをやっていると、思い通りにいかないことがたくさんあります。例えば、天候。雨の影響で飛距離が落ちたり、風のせいで思ったところにボールが運べなかったり……。 心は顔に表れる! 渋野日向子の顔相をチェックしてみた ゴルファーの中には、上手くいかないと雨や風に八つ当たりする人もいるようです。 しかし、“天候”というのは、自分ではコントロールできないもので、どうにもならないことに一喜一憂するのは全くの無駄。それよりも自分がコントロールできることに集中することが大事です。 “できること”にしっかり集中するためにも、「何がコントロールできて、何ができないか」を整理しておきましょう。 まずコントロールできること。 ・ティショットをどこに打つか ・果敢にグリーンを狙うか、レイアップするか ・どのクラブで打つか ・自分のスイングができるか ・パッティングは必ずカップをオーバーさせる ・感情をコントロールする 一方、コントロールできないことは次の通り。 ・その日の天候 ・体調 ・ピンの位置を含めたコースレイアウト ・ボールのライ ・同伴競技者のリズム この“できる、できない”を頭に入れて、コントロールできることに集中すればいいのです。 また、コントロールできないことに関しては、ポジティブに捉えることも大事です。例えば雨天のときは、「グリーンが止まりやすいので、ピンをデッドに狙っていこう」とか、風の強い日は、「アゲインストのホールでは無理せず、フォローのホールでは飛ばそう」といったように。そういう気持ちでプレーするだけで、スコアは確実にアップしますよ。 解説:児玉光雄 こだま・みつお●追手門学院大学特別顧問。過去25年にわたりツアープロのメンタルカウンセラーを務める。現在、6名のツアープロのメンタル面をバックアップしている。日本スポーツ心理学会会員 ※『アルバトロス・ビュー』882号より抜粋 ◇ ◇ ◇ ●さあゴルフシーズン本番! スコアに一番大事なのは、何を隠そう『パッティング』。ショットが曲がり倒しても、パッティングさえ入れば「パターは七難隠す」で大崩れはありません。関連記事【春だ!ゴルフだ!】で春のパター特訓といきましょう!