最高額は誰だ! JリーグFW市場価値ランキング1~10位。国内最強のサッカー選手は…
明治安田生命J1リーグの2023シーズンが終了した。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出したFWの市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は12月7日時点。価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
10位:西村拓真(横浜F・マリノス) 生年月日:1996年10月22日 市場価値:120万ユーロ(約1億6800万円) 2023リーグ戦成績:32試合3得点3アシスト ベガルタ仙台でプロデビューをした西村拓真は、ロシアとポルトガルで海外リーグを経験。2022年に加入した横浜F・マリノスで、さらに驚異的な選手へと進化した。 2022シーズンのJ1で、西村は加入1年目ながら10得点を記録。豊富な運動量で相手の守備をかき乱すだけでなく、自ら運ぶ推進力があり、多くのゴールに絡んだ。横浜FM加入時の市場価値は70万ユーロ(約9800万円)だったが、1年で100万ユーロ(約1億4000万円)になり、今年6月に120万ユーロ(約1億6800万円)まで上昇している。 しかし、次回のアップデートで市場価値が下がっても不思議ではないだろう。昨季は多くのゴールを挙げた西村だが、2023シーズンはJ1でわずか3得点に終わっている。シュート数は昨季の59本から29本に減少しており、フィニッシュに絡む頻度が減ったことは数字からも明らかだ。 それでも、西村の驚異的な運動量は相変わらずで、1試合の走行距離ランキングではトップ5に西村が2度登場する。特に第2節浦和レッズ戦における走行距離は14.38kmと圧巻の数字で、今季のJ1で唯一の14km超えだった。西村のハードワークがあったからこそ、アンデルソン・ロペスらのゴール量産につながったとも言えるはずだ。
9位:仲川輝人(FC東京) 生年月日:1992年7月27日 市場価値:120万ユーロ(約1億6800万円) 2023リーグ戦成績:27試合4得点3アシスト 仲川輝人は、大学生だった2014年秋に右ひざを大けがして、負傷を抱えたまま2015年に横浜F・マリノスに加入した。同年秋に復帰したあと、FC町田ゼルビア、アビスパ福岡への期限付き移籍を経験し、2018シーズンから横浜FMで活躍。リーグ優勝をした2019シーズンは、15ゴールを挙げて得点王と年間MVPを受賞した。 2019年12月に市場価値が280万ユーロ(約3億9200万円)まで上昇した仲川だが、2020シーズンと2021シーズンは負傷離脱もあって、リーグ戦ではいずれも2得点という結果に終わり、市場価値は右肩下がり。2022シーズンは7得点9アシストという結果を残したが、年齢からくるであろう市場価値の下落は続き、最新の市場価値は120万ユーロ(約1億6800万円)となっている。 今季からFC東京に加わった仲川は、右ウイングのレギュラーに定着し、抜群のスピードを武器にすぐに活躍。第12節までに4得点を挙げて存在感を示した。しかし、6月末の負傷で約1カ月半の離脱を強いられ、シーズン後半戦はゴールを決めることができずに終わっている。 出場時間は昨季に比べて増えた仲川。FC東京にとって貴重な戦力になっていたとしても、市場価値の下落が止まるほどのインパクトは残せていないかもしれない。