「日本ではスタッフがお米を食べなきゃいけなかったけど…」鈴木所属パルマのペッキア監督、福岡時代を回想「素晴らしい食文化がある」
「パスタだね。毎日食べたい」
今季から鈴木彩艶を指導しているパルマのファビオ・ペッキア監督が、日本で指揮をとった際のあるエピソードを振り返った。 【画像】三笘薫、鎌田大地ら海外組がジャカルタ到着!私服で登場した日本代表戦士! 現役引退後に指導者に転身したペッキアは、ラファエル・ベニテスの下でナポリやレアル・マドリーのアシスタントコーチとして経験を積み、ヴェローナでセリエAを経験。その後、2019年シーズンのJ2でアビスパ福岡を率いたが、シーズン途中の6月に家庭の事情で退任した。 パルマ地域のサイト『Parma Today』は11月13日、ペッキアがイベントで好きな食べ物を尋ねられた際、「パスタだね。毎日食べたい」と答えたと伝えている。 「日本ではスタッフがお米を食べなきゃいけなかったけど、あるときに彼らはそれをやめた。パスタを望んだんだ。ただ、日本には素晴らしい食文化があるけどね」 食にこだわるイタリア人は、日本の食文化を認めつつも、ふるさとの味を望んだようだ。 鈴木が加入したことで、ペッキアが日本を感じることがあるのかは不明だ。確かなのは、鈴木を評価しており、今季のセリエAでほぼ常に先発起用してきたということだろう。その鈴木をはじめ、若いタレントをそろえるパルマは、昇格1年目ながら躍進を目指している。 ペッキアは願いを聞かれると、「このチームがパルマの街の誇りとなるのを見たい」と答えた。 前節、10試合ぶりとなる今季2勝目をあげ、13位に浮上したパルマ。だが、最下位とはわずか4ポイント差。混戦となっている今季のセリエAだけに、残留に向けた厳しい戦いはまだまだ続く。インターナショナルブレイク後の次節は、11月23日に強敵アタランタと対戦だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部