大宮市場、年末恒例の大売り出し始まる 旬を迎えたカニ、マグロなど豊富に 青果類は1・5~2倍の価格 かつてない高騰…ミカンは品薄 清水市長ら視察「お正月に向け、おいしい食材をぜひ」 30日まで
さいたま市北区吉野町の大宮市場で恒例の「年末特別大開放」が始まり、清水勇人市長、帆足和之議長らが27日、場内の各店舗を視察した。 大宮駅周辺で年末年始の防犯意識の高揚を 知事、さいたま市長ら南銀座通りなど巡視 利用者の安全を確認
魚市場には、年末に旬を迎えたタラバガニやズワイガニをはじめ、マグロ、イクラなど豊富な種類と量の魚介類が並んだ。埼玉県魚市場の鈴木清社長が「猛暑の影響で貝類の育ちが悪く単価は高くなっているが、よく売れている。カキも宮城や広島など全国から届いている」と説明した。 青果市場には、県産野菜をはじめリンゴやイチゴなど果物も勢ぞろい。大宮中央青果市場の阿泉毅社長は高騰しているミカンについて「今年は夏の暑さに加え、カメムシが大量発生したため品薄で厳しい。自分の記憶でもかつてないくらい」と話した。青果類は全体的に1・5~2倍の価格になっているという。 清水市長は「新鮮なものがたくさん集まっていて、すごい人だった。にぎわいは例年以上。家計の厳しい中、お正月に向けて新鮮で安くて、おいしい食材をぜひ求めてもらいたい」と話していた。 年末大開放は30日まで、午前8時半から。