香川・三豊市 同性カップルの住民票を事実婚と同様の表記へ 7月から交付
KSB瀬戸内海放送
香川県三豊市は、同性カップルに交付する住民票について7月から、男女の事実婚と同じように表記することを決めました。 【写真】「夫(未届)」と表記した住民票を交付された男性同士のカップル
14日の6月定例市議会で三豊市の山下昭史市長が明らかにしたものです。 (三豊市/山下昭史 市長) 「希望者、申し出があれば『夫(未届)』『妻(未届)』と記載する取り扱いを本年7月から始めたいと考えております」 三豊市は2020年に性的マイノリティーのカップルを公的に証明する「パートナーシップ宣誓制度」を、2022年には一緒に暮らす子どもらも「家族」と公式に認める「ファミリーシップ宣誓制度」を香川県で初めて導入しています。 同性カップルを巡っては長崎県大村市が5月、男性同士のカップルに事実婚関係であることを示す「夫(未届)」と表記した住民票を交付し話題になりました。 市議会の傍聴席には、三豊市の男性カップルらが国を相手取って起こした「同性婚訴訟」の原告代理人弁護士の姿も。三豊市の措置をどう感じたのでしょうか。 (「同性婚訴訟」原告弁護団/佐藤倫子 弁護士) 「自治体が当事者や実情に寄り添った形でできることをやっていく姿勢を示してくれたのはとてもいいこと。法律を変えていく国や国会議員にもきっと届いていく、どんどん他の自治体にも広がっていってほしい」
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