プログラマーの10人に1人は「ゴーストエンジニア」…スタンフォード大の研究者が測定(海外)
低パフォーマーの排除
最近、シリコンバレーの一部では、パフォーマンスの低い従業員を排除することが、ちょっとしたブームになっている。 Yコンビネーター(Y Combinator)の共同創業者、ポール・グレアム(Paul Graham)は9月、「創業者モード」という経営スタイルを称賛するエッセイを発表した。これは「優秀な人材を雇い、彼らに仕事をさせる」という従来の通念とは一線を画している。というのも「実際には、雇ったのはプロの嘘つきで、彼らに会社を任せたために破綻してしまったと多くの創業者たちが報告しているからだ」と彼は記している。 「創業者モード」を率先して行っているのはイーロン・マスク(Elon Musk)で、彼は2022年にツイッター(Twitter)を買収すると、従業員の80%を解雇したことを誇らしげに語った。現在はXとなったツイッターでは、従業員削減後も重大な障害やサービスの中断は見られなかった。 グレアムはCNNにこう語っている。 「その過程で多くのミスがあっただろうか。もちろんだ。しかし、終わりよければすべてよし。これは(従業員に)気をつかうか、つかわないかという問題ではない。要するに、船が沈んだら、みんな仕事を失ってしまうということだ」
Katherine Long