“自軍投手のくせ” 盗め 黒田博樹アドバイザーから菊池涼介に特命 広島カープ 「優勝するチームの条件」
菊池涼介 選手 全然、しづらくないですよ。オフに電話して「だいじょうぶか? ノック打てるか?」っていうところから始まって、「今、練習していました」って言っていたんですけど、しっかり打てているし。本当に慣れないし、どういうことをやったらいいか、日々、たぶん考えていると思うんですけど、よくやってくれていると思いますし。彼もまだ体が動くので、実践してやってくれるという、見せてやってくれるコーチっていうのはいいなって。 天谷宗一郎 さん 菊池選手から見て、三好コーチが現役のころ、やっぱりうまいなっていう印象あった? 菊池涼介 選手 いや、うまいですよ。 天谷宗一郎 さん 認めていたと。そうなんだ、やっぱり。 菊池涼介 選手 あとは、ぼくとミヨ(三好コーチ)の野球の感覚とか打球の感覚とかっていうのはそれぞれあると思うので、ぼくも言いすぎないし、ミヨが言っていることに対しては「こういうことなんじゃないの」っていうふうに補助したりとか、でも「これはこうだよね」って入っていったりするところもあるんですけど。 ■“優勝するチームの条件” とは? 天谷宗一郎 さん 最後に。目標は絶対に優勝だと思うんです。今、3連覇を知っている選手がどんどん減って、若い選手がすごくいっぱいいる中で経験者だから感じたり思ったりする “優勝するチームの条件” って? 菊池涼介 選手 ぼくは、もう本当に小さいところですね。小園(海斗)がきょう(2月21日の練習試合)でホームに還ってこれなかったですけど、あの(センターオーバーの)1本で(1塁走者が)還ってこれるか、還ってこれないか。ボールを見ながら走ってちゃ還れないよねっていう。 天谷宗一郎 さん ああ、2アウトだしね。なるほど。 菊池涼介 選手 そういう小さいところだとぼくは思います。本当に還ってやるんだと。あそこでファーストランナーにいて、カキーンって打った瞬間にこの1本で還ってやるんだっていう意識。逆に言えば、守備で言えば「これ、絶対行かしちゃならん」って、あのカットプレーは最高でしたし…