<オモウマい店>惜しまれて閉店した群馬・青果店に密着 菅田将暉ファンの店主、今後はヒット曲「虹」を世界にPR
想像を超える“びっくりなお店”を紹介するバラエティー番組「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」(中京テレビ・日本テレビ系、火曜午後7時)。11月5日の放送は、群馬県みどり市の青果店を紹介する。 【写真特集】キャリア50年の店主、なぜ菅田将暉ファン?
2年前から密着映像を放送してきた青果店「小林君八百屋」。豪快で気前の良い店主が、1玉2500円相当のスイカや、1箱3000~4000円相当のプラムを気前良くサービスするほか、歌のサービスでも有名。中でも、菅田将暉のヒット曲「虹」を熱唱する姿が放送で話題となり、歌を聴くために遠方から訪れるお客さんも。
そんな「小林君八百屋」に大きな異変が起きた。以前は野菜や果物が所狭しと並べられていた店内が、9月に入った頃にはもぬけの殻。パイプ椅子にちょこんと置かれたボードには、手書きで「閉店しました」との文字があった。今年8月13日、惜しまれながら閉店することになった店と、店主に密着する。
取材スタッフに連絡が来たのは7月27日。キャリア50年、大好きな商売を辞めた理由を聞くと、店主は寂しそうに口を開く。これまで、群馬県内にあるたこ焼き屋「べんてん」や、エキサイティングうなぎ店主が経営する「野沢屋」にもギターを抱えて訪問し、店主は美声を披露してきた。「俺は菅田将暉を世界で一番応援してる」と、毎日50回は歌ってきたという「虹」を世界に広めることが今後の目標、と熱く語る。
閉店が近づく中でも、店主のルーティーンは変わらない。よりよい野菜を仕入れるため、早朝から車で市場をはしごする。10歳のときから夜中まで働き詰めの毎日を送ってきた店主だが、ここまで頑張ってこられたのは「人のぬくもり」と、亡き母への思いからだった。
営業最終週には、ご近所さんや常連さんも駆けつけ「町のこの辺が寂しくなる」「みんなが集まる場所がなくなる」と別れを惜しんだ。そして迎えた最終日。最後の歌、最後のサービスとは。
番組MCは、タレントのヒロミさん、進行はお笑いトリオ「バイきんぐ」の小峠英二さん。ゲストに、タレントの蛍原徹さん、お笑いコンビ「蛙亭」の中野周平さんとイワクラさん、タレントのゆうちゃみさんが出演する。