連載30年突破『名探偵コナン』 “ガチ勢”弁護士が321件の事件から選ぶ「神回」
コナンファン的“神回”は?
次に2人には「ファンとして“神回”だと思うエピソード」を聞いた。 三島弁護士が「黄昏の館」(30巻収録)を、安藤弁護士が「紅の修学旅行」(94巻収録)をそれぞれあげた。 「名探偵たちが呼び集められるオールスター感、館ものという舞台設定ならではのドキドキ感、最後の大逆転、その後の本編への伏線や、アニメ、映画への派生など、とにかく豪華な印象があってお気に入りです」(三島弁護士) 「京都で働く人間としては、京都が舞台になっていますので外せません!」(安藤弁護士)
「最終回を見届けたい」ファンの願い
第1巻から最新刊(104巻)まで、実に321件の事件が描かれているコナン。そのすべてに目を通している2人に今後の願いを尋ねると、「とにかく無事最終回を見届けたい」と声をそろえた。 「青山先生が、お体に気を付けて、無事最終回を執筆いただけることだけを期待しています」(安藤弁護士) 「やはり物語がどのような結末を迎えるのかはとても楽しみにしています。どのように黒ずくめの組織と決着するかももちろん気になりますが、弁護する側の目線としては、ジンやウォッカがなぜ黒ずくめの組織に入ることになったのかといった、生い立ちや犯行動機なども非常に興味があるので、組織側のストーリーが語られることも期待しています。個人的には、法律監修などで何とかして作品に関われないかなというのも夢見ています!」(三島弁護士)
弁護士JP編集部