「新川市まつり」歩行者天国に3万人 マルシェ、唐揚げ選手権盛況【宇部】
新川市まつりは5日、歩行者天国となった常盤通りの市役所前交差点-松山1丁目交差点間の約500㍍を主会場に開かれた。80店が出店した宇部商工会議所青年部(和田基会長)による新川マルシェ、よさこいフェスタなど多彩な催しが開かれ、3万人(主催者発表)が来場した。同まつり実行委員会(委員長・伊藤樹包宇部商工会議所副会頭)主催。 同まつりの起源が農具や日用品の交換市であったことから、今年も「市(いち)」をテーマに掲げた。新川マルシェが始まる午前10時半を過ぎると、歩行者天国となった常盤通りには市民が続々と集まり、昼時にはどの飲食ブースにも行列ができるほどのにぎわい。休憩スペースだけでなく、側道の縁石に腰を掛けて食事をする人の姿も多く見られた。 今回のマルシェの目玉企画「から揚げ選手権」には、市内外から味自慢の14店舗が出店。11時の開場時間前から会場には香ばしいにおいが立ち込めた。開場後はお目当ての店に並ぶ人であふれ、飲み物を片手に各店自慢の唐揚げを味わっていた。 植木市を現代風にアレンジした「緑と花のチカラ」エリアでは、宇部小野田造園業組合による剪定(せんてい)のワークショップ、市内5高校の生徒が出店した工作コーナーなどが設けられ、家族連れでにぎわった。 宇部西高は生花のフラワーケーキとコサージュ作りのワークショップを開催。末冨果音さん(3年)は「子どもたちが作り終えて笑顔になってくれるのがうれしかった。楽しい思い出の一つになれば」と話した。 同商議所青年部地域振興委員会の小林修二委員長は「風が強い中、多くの人に来場してもらえたのはうれしい。新川マルシェは4年目となり、新川市まつりのコンテンツとして定着したという実感はある。来年以降もにぎわうまつりにしていきたい」と語った。