「春中ハンド」成功へ思い一つに 能登半島地震受け福島県で代替開催 競技団体役員が内堀知事訪問
能登半島地震の影響で、富山県氷見市で開催予定だった春の全国中学生ハンドボール選手権大会が福島県内で代替開催されるのを受け、大会を主管する福島県ハンドボール協会の役員は7日、県庁に内堀雅雄知事を訪ね、大会成功に向けて協力を呼びかけた。 高橋雅行会長は「準備期間は短いが、関係機関と力を合わせて成功させる。北陸の被災地への思いを一つにできるような大会にし、子どもたちの夢をつないでいきたい」と意気込みを語った。内堀知事は「東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生後に福島県が受けた支援への恩返しになると思う。県も一緒に汗をかいて、大会を成功に導きたい」と協力を約束した。 遠藤均副会長、石田智宏理事長、大橋清作事務局長が一緒に訪れた。 大会は「春中ハンド」の愛称で親しまれ、毎年、富山県氷見市で開催している。代替大会は3月23日に開幕し、24日から27日まで福島市のあづま総合体育館をメイン会場とし、郡山市や本宮市でも試合を行う。
45都道府県から男女計94チームが出場予定。福島県内からは男子の清水(県代表)、石川(開催地枠)、福島一(振興枠)、女子の石川(県代表)、郡山一(開催地枠)、北信(振興枠)の6校が出場する。