新型ロケットH3そっくり…? 打ち上げまであと1週間、期待高まる種子島には記念焼酎も登場
日本の新型基幹ロケット「H3」の打ち上げが1週間後の15日に迫った。種子島宇宙センターのお膝元である鹿児島県南種子町を中心に、種子島ではあちこちに「成功祈願」ののぼり旗が並ぶ。地元酒造会社も機体に模した記念焼酎で、機運醸成に一役買っている。 【写真】(アップで見る)H3ロケットの機体を模した焼酎セット
同町の上妻酒造で、2014年10月のH2A25号機から、打ち上げのたびにオリジナルラベルを貼った記念焼酎を販売している。今年は10年の節目にあたり、1月の48号機で30種類目に達したばかりだった。 今回はとりわけ注目度の高いH3。機体の仕組みを分かってもらおうと、本体と補助ロケット2基に見立てたボトルに代表銘柄3種を詰めた。上妻寛大社長(44)は「打ち上げの成否は町の将来を左右する。町民の期待も背負って無事飛び立ってほしい」と願う。 米スペースシャトルで宇宙を旅した酵母とこうじを使った焼酎など、3本セット計500ミリリットルで税込み2300円。島外発送も受け付ける。問い合わせ=0997(26)0012。 H3は昨年2月、1号機が打ち上げ直前に中止となり、翌3月の再挑戦では飛行中のトラブルで指令破壊された。
南日本新聞 | 鹿児島