今シリーズを最後に強制引退… 闘志衰えぬ55歳が最後の勤め「競輪界に感謝しかない、やり切った!」
別府競輪のモーニング「競輪公式投票CTC杯(F2)」が18日、初日を開催。1Rチャレンジ予選を走った礒田義則(55歳・熊本=63期)に話を聞いた。 今期限りで代謝が決定している礒田。正規のあっせんとしては今シリーズがラストランとなり、最終日には家族ら親族を呼び寄せるという。 「寂しいね。同期も今期だけで4人辞める。中塚記生もで、次(小倉22~24日)がラスト。もし、小倉の補充に呼ばれたら走りますけど、ひとまずは別府でおしまいです。35年、競輪しかしてこなかったわけだし、競輪界に感謝しかないですよ。未練も無いしやり切った!」と最後の勤めに精を出している。 初日は五反田豊和の職人先行に乗っかり米丸俊成と共に4角まで通過したが、直線で失速。それでも「五反田とは長年ラインを組んでいたし、しかも47歳にもなってまだ先行をしてくれた。最後の最後になっていい思い出ができました」と笑顔でレースを振り返った。 18日、2日目2Rは竹元太志-木谷凉の3番手を回るが、コメントはあくまで「福岡3番手から」。「から」が付く理由は「だって竹元が後方になったら7番手になるし勝負圏にいられなくなる。積極的に駆けてくれればいるけど、後手になったら自分でも…ね」と、単純明快で、いざとなればシビアな動きにも打ってでそう。残り2走となったが、選手としての闘志は決して衰えていない。(netkeirin特派員)