ゆうパック、翌日配達を縮小 4月1日から、物流24年問題で
日本郵便は30日、4月1日以降、ゆうパックの翌日配達を一部地域で縮小して翌々日にするなどの見直しを行うと発表した。トラック運転手の時間外労働の上限規制が4月に始まることに伴う措置で、物流の停滞が懸念される「2024年問題」に対応する。 最速で翌日の夕方に到着する荷物が半日ずれて翌々日の午前着になる地域や、翌日午後に受け取れる荷物が翌日夕方以降の配送になる地域がある。日本郵便によると、取扱個数ベースで全体の約3.4%分の荷物に影響が出るという。 現在は1人のトラック運転手が長い距離を運んでいるが、長時間労働を避けるため中継輸送への切り替えが必要で、配送に時間がかかるようになる。