都の無料検査事業で初の不正発覚 11事業者に補助金交付の取り消し 検査数水増し申請など
東京都は2022年度に行われた新型コロナのPCR検査など無料検査事業で、不正に補助金を受け取ろうとしたなどとして11の事業者に対し補助金交付の取り消しなどを行いました。都の無料検査事業で、不正が発覚するのは初めてです。 都によりますと、不正を行った11の事業者は、検査数を水増しして申請するなどし、補助金を不正に受け取ろうとしたということです。同じ規模の検査場と比べて異常に多い検査数の報告があったことなどから、都が調査を進めた結果、発覚したということです。 不正に申請された額は、およそ183億円にのぼり、そのうち17億円ほどはすでに交付されているということです。 都は、補助金を受け取った事業者に対して返還命令を出した上で、不正な申請をした11の事業者には、補助金交付決定の取り消しなどを行っています。