『ポケットモンスター プラチナ』が発売された日。不気味な“やぶれたせかい”で展開するギラティナと対決に燃えた新バージョン。バトルファクトリーでネジキを目指して三千里【今日は何の日?】
※本記事は、2023年9月13日にアップした記事を再編集したものです。 全身全霊で挑んだバトルフロンティア 【記事の画像(7枚)を見る】 いまから16年前の2008年(平成20年)9月13日は、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター プラチナ』が発売された日。 『ポケットモンスター プラチナ』は、株式会社ポケモンから発売されたRPG。2006年9月28日発売のニンテンドーDS初のシリーズ作品『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』と同世代に当たる新バージョンとなっている。 主人公の目的は、もちろん“ポケモンリーグのチャンピオンになる”ことと、“ポケモン図鑑の完成”を目指すこと。ストーリーは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』が下敷きになっていたものの、新たな舞台や要素が多数追加されていたのでかなりのボリュームアップが感じられたはずだ。 パッケージを飾っていた伝説のポケモンは“ギラティナ”。これまでのパッケージとは雰囲気が異なる禍々しさが溢れ出ていたので強く印象に残っているユーザーが多いのではないだろうか。見た目は不気味なところもあるが、それゆえにかっこいい。 『ポケットモンスター プラチナ』でギラティナと相まみえたのは“やぶれたせかい”。浮遊する足場が上下逆さまになっているなど常識の通用しない時空の捻れた空間になっていて、ギラティナとの対決にはうってつけの恐ろしげな場所だった。 やぶれたせかいでのギラティナは“オリジンフォルム”と呼ばれ、脚がないとされる本来の姿をしているのだが、別の場所では“アナザーフォルム”と呼ばれる6本脚の姿に変化してしまうところもユニークだった。 オリジンフォルム アナザーフォルム 本作で追加された要素のなかでも斬新だったのはポケモンセンターの地下にあった“Wi-Fiひろば”。Wi-Fi通信を通じて世界中のポケモントレーナーが最大20人まで集まって遊べたのだから、当時のユーザーは大興奮だったはず。どんどん進化していく『ポケモン』に筆者も感動したのを覚えている。対戦や交換は当然ながらボイスチャットまでできたのだからすごかった。 バトル好きの猛者たちが注目していたのは、『ポケットモンスター エメラルド』以来の登場となった“バトルフロンティア”。バトルタワーやバトルファクトリーなど、5つの施設からなるバトル用のエリアになっていて、殿堂入り後のやり込み要素となっている。 とくにレンタルポケモンで勝ち抜いていくバトルファクトリーは知識および多分に運も必要ということで屈指の難度を誇り、栄誉を求めて挑戦するツワモノたちがあとを絶たなかった。近年でもストリーマーたちがライブ配信で挑戦していたりしたので知っている人も多いんじゃないかな。 ほかにもポケモンジムの仕掛けが一新していたり、バトルゾーンのサバイバルエリアにある“しょうぶどころ”というお店で、さらに強くなったジムリーダーと再戦できたりするなど、遊べる要素が盛りだくさん。リゾートエリアでは自分の別荘を持つことが可能で、家具を購入して配置できたのもおもしろかった。 シリーズ最新作は『ポケモンレジェンズZ-A(ゼットエー)』が2025年に発売予定。『ポケモンレジェンズ アルセウス』に続くシリーズとなっている。