WHIB、カムバックの準備中に涙も「とても楽しくて幸せだった…責任感を持って活動したい」
昨年11月、デビュー直前のWHIBに会った時、8人のメンバーたちはときめきと緊張感が漂う顔で恥ずかしそうに挨拶をした。全てが初めてで不思議だと言っていた彼らは、緊張の中でも最初のステージへの情熱を見せた。それから6ヶ月が過ぎ、再会した彼らはカムバックを控え、わくわくしながらもしっかりとした表情でこれまでの話を打ち明けた。永遠に負けない青春のきらびやかさを描いた2ndシングル「ETERNAL YOUTH:KICK IT」で走り始めたWHIB。8人のメンバーが夢見たデビューを果たし、絶えず成長するアイドルになるため目標を固めた彼らに対する期待が高まった。 ―― カムバックを控えた心境はいかがですか? ウォンジュン:緊張していますが、メンバーたちと楽しみながら準備したシングルだからか、活動が本当に楽しみです。「これからどれだけ楽しいだろうか」ととてもわくわくしています(笑)。 ユゴン:デビュー活動を終えて、空白期間が少しあったんです。その時間を待っていてくれたファンのため、本当に一生懸命に準備しました。ファンの皆さんがどのように反応するか楽しみですが、少し心配もあります。 ジンボム:デビュー活動を終えて、これまで披露したステージをモニタリングしながら、グループとしても、個人的にも補完しなければならない部分を探して一生懸命に準備しました。そのため今回の準備がより楽しかったと思います。みんな一緒に8人のメンバー全員で活動できてとても嬉しかったですし、自信もつきました。ハハ。 ―― カムバック前の時間を楽しめたなんて、みんな本気でステージを待っていたのが伝わってきます。 ジンボム:確かにメンバーたちのマインドが変わったと思います。切実さもありました。何より楽曲が本当に良いんです。早くステージをお見せしたいです! ―― 切実さはデビュー初期に大きいものじゃないですか。メンバーたちはカムバックに対する気持ちがもっと大きかったのでしょうか? ジンボム:比べられないほどカムバックの方が本当に切実だったと思います。 イジョン:最初のシングルを準備する時は、メンバーみんなが「デビュー」という同じ目標に向かって走っていたじゃないですか。ところが、デビューしてメンバーたちと話をしてみたら、アイドル歌手になりたいという僕たちの夢とは別に、もっと素敵なグループになるためには大きな努力が必要だということが分かりました。2枚目のアルバムを準備する間、ファンの皆さんに早く歌を聞かせたい気持ちが大きくて、より一生懸命に準備したことだけで大きな意味がありましたが、空白期間がそれだけWHIBに役立ちましたし、必要な時間だったことにメンバー全員が同意すると思います。本当に走り始めたWHIBの姿をAnD(ファンの名称)にお見せできるのでわくわくしています。 ―― 2ndシングル「ETERNAL YOUTH:KICK IT」のビジュアルは清涼そのものでした。タイトル曲「KICK IT」のエネルギーもすごかったです。 ジェイダー:「KICK IT」の作詞に僕とユゴンが参加しました。そのためより意味があったと思います(笑)。ステージをご覧になればお分かりなると思いますが、途中でメンバーたちと会う区間が多いです。明るくいたずらをする姿が面白いと思います。 ジェハ:今回の楽曲は一人ひとりのメンバーの個性がはっきり見えるので、パートごとに変わるメンバーたちの雰囲気を見る楽しさがあります。 ―― アルバムを準備する過程で特別なことはありましたか? ジェイダー:最近こんなことがありました(笑)。振り付けまで準備を終えてミュージックビデオを撮る2日前か1日前だと覚えていますが、ジェハが僕のところに来て、2ndアルバムを準備している間、とても楽しく幸せで、先日夜明けに練習を終えて一人で泣いたと言ったんです。今回の活動が楽しみだと、そのような話をしたのですが、感動しました。 ―― なぜ泣いたのですか?メンバーたちの心が痛むじゃないですか(笑)。 ジェハ:1stアルバムの時は、メンバー全員がデビューしなければならないという気持ちで臨んだと思いますが、2ndアルバムを準備している時は、皆で楽しみながらやっているのが目に見えたので、感動的だったんです(笑)。 ―― 面白いエピソードもありましたか? ハスン:ミュージックビデオの撮影をする時、ストーリーの中でアイスクリームが重要な役割をするアイテムでしたので、メンバーたちがそれぞれアイスクリームを持って撮影したのですが、とてもおいしかったのでみんなどんどん食べてしまいました。あるメンバーは4個も食べたり。とても面白かったです。ハハ。 ―― 一番たくさん食べた人は誰ですか? イジョン:僕だと思います。ハハ。少し溶けたらスタッフの皆さんが新しいアイスクリームを持ってきてくれますので、味わわずにはいられないと思いました(笑)。我慢するのが大変でした。 ―― 今回のシングルは永遠の青春がモチーフですね。エターナルユースというのは本当に漠然としていて、表現するのが難しそうですが、いかがでしたか? ジェイダー:最初に「永遠の青春」という言葉を聞いた時は、10代の終わりを思い出し、その時にだけ感じられるムードを出さなければならないと思いました。ミュージックビデオを撮る時やイメージカットを撮影する時に「最後に遊ぶのだから、僕の思うままにやる!」というような雰囲気を入れてみました。 ジンボム:僕は「わがまま」というキーワードを考えながら、とても明るい雰囲気を見せようと思いました。他の人が見ると「あの子はこの時代が永遠に続くと思っているんだね。明日のことは考えていないんだ」と思うほどです(笑)。 イジョン:青春の雰囲気は漠然と分かりますが、実は正確にどんなことを意味するのかは分からなくて、それが知りたくて検索してみました。元々は春に新芽が出る時期を青春と呼んでいたそうです。その姿がまるで10代、20代のようだから、そのような表現として使われているんです。そのため、「永遠にその時代を記憶したくなるようにしてみよう、今の姿をありのまま率直に表現しよう」と思いました。歌にも映像にも、今の僕たちの姿が永遠に残るじゃないですか。それ自体が青春になると思って、その一瞬を表現したいと思いました。 ―― 前回の活動を終えて、メンバー全員が学んだことが多いと言いましたが、どんなことがありましたか? インホン:前回のステージではいつも悲壮感に溢れていて、カッコよく見せようとしていましたが、実際にモニタリングをしてみると、そのような姿が時々ぎこちなく見えたりしました(笑)。今回のステージでは、ご覧になる方々が楽しいと感じられる姿をお見せしたいと思って、歌ももっと楽しんで、きちんと表現しようと思います(笑)。 ―― カムバックを控えて、どのようなことを一番気にしていますか。 ジンボム:まずは、健康管理が一番重要なので、気を遣っています。また、ステージのクオリティやビジュアル的な部分についても完璧な姿をお見せできるよう、仕上げの作業をしています(笑)。 ―― お互いについてもっと多くのことを知っていく過程だと思いますが、一緒に生活して意外な面を見せたメンバーもいますか? ハスン:ダンスが上手な人は、すでにとても上手だから、ダンスについてはさらに研究しないことだってあり得るじゃないですか。でも、ユゴンを見て見習うべきところが多いと思いました。いつもたくさん学ぼうとしていて、練習にも本気で、些細な部分も全て成長しているのが見えてきましたので「カッコいいな」と思います。 イジョン:僕はハスン兄さんを見直しました。僕が1stアルバムの時、一緒に活動できなかったじゃないですか。メンバー全員がもともと本当にイケメンで、カメラ映りもいいのに、ビジュアルにとても気を使っていたんです。それをいつも疑問に思いました。ところで、僕が2ndアルバムから参加してみたら、顔のむくみが本当に重要でした(笑)。普段からちょっと気を使いすぎるんじゃないかと思っていたのですが、そのような些細な努力が結果に大きな影響を及ぼすことに気づいて、「人の努力を何でもないと思わない方がいい」と反省しました。今はハスン兄さんと一緒に、むくみの管理もきちんとして、ダイエットもしています。 ―― むくみを厳しく管理するハスンさんはこの話を聞いていかがですか? ハスン:僕は太った時と痩せた時のギャップがありまして(笑)。もちろん、メンバーたちはいつも僕にそれほどではないと言ってくれますが、僕は自分に厳しい方で、その違いを敏感に感じる方です。管理できるアイテムや方法をあれこれたくさん探したので、メンバーたちがそれを不思議に思ったようです。ハハ。 ―― もうデビューしてから6ヶ月余りになりましたが、いかがですか? ハスン:「慣れに騙されて大切さを失う」という言葉があるじゃないですか。僕たちは逆に、慣れれば慣れるほどもっと多くのことに気を使うようになりました。練習した分だけ成長するのはもちろん、知らなかった短所を探してグレードアップさせています。これからもっと成長することだけが残っていると思います(笑)。 ウォンジュン:デビューして1週目の時は、緊張しすぎて自分の体の感覚を覚える暇もなかったんです。ハハ。この前「KCON HONG KONG 2024」のステージに立ってみたら、その間に経験値が増えたのか、少し違う感じがしました。今回の活動の時は、自分の体の感覚を完全に覚えられるという自信が少しつきました。 ジェイダー:1stシングルを準備する時は、すべてが新しくて知っていく時間だったじゃないですか。活動期と空白期の間に集めたデータを早く今回の活動の時に使ってみたくなって、ずっと期待していました。次はまたどのような部分を補完してもっと素敵な姿を見せられるだろうかと、今から楽しみです(笑)。 ユゴン:デビューした頃はいつも力がいっぱい入っていました(笑)。今は、メンバーたちも余裕を持てたようです。もちろん、空白期の時はまた練習生に戻ったように、メンバー全員が閉館修練しましたが。ハハ。今回の活動には余裕はもちろん、さらに成長した姿をお見せできる気がします。 ―― 最後に、ファンへ一言お願いします。 ジンボム:それなりに空白期が長かったと思うんです。その時間、待っていたAnDたちに、待っていてくれてありがとうと言いたいです。待っていてくれただけに、期待に応えるステージを必ずお見せします。 ハスン:空白期間を無駄にせず、一生懸命に再整備しました。僕たちもアイドルが初めてなので、どうしても不足した部分がありましたので、AnDたちにもっとカッコいい姿をお見せするため準備しました。一緒に楽しむ時間だけが残ったと思います! ユゴン:空白期にファンたちがどこにも行かず、僕たちを待っているという話をしてくれたことがあります。それに応える時間だと思って、待っていてくれたファンに素敵な曲とパフォーマンスをお見せしたいです。 イジョン:AnDが僕たちの原動力じゃないですか。頑張るしかない名分になってくださるのだから、その名分が消えないように責任感を持って活動したいです。 ジェイダー:空白期の間、AnDたちが手紙も送ってくれて応援も本当にたくさんしてくれました。そのためもっと頑張れました。その分、良いステージで恩返ししますので、WHIBのファンであることに自信を持ってください! ハハ。 ウォンジュン:6ヶ月ぶりに多くのことが変わって帰ってきました。脱色もして(笑)。僕たちは本当に楽しく準備したんです。ステージを見ながら、その楽しさを一緒に感じてほしいです。 インホン:楽しいことをしたら時間が経つのも忘れるじゃないですか。AnDにとって、WHIBと一緒に過ごす時間がそのように感じられることを願っています。これからもずっと成長する姿をお見せします! ジェハ:前回のアルバムで清涼な雰囲気をあまりお見せできなかったのが少し残念だったんです。今回は「KICK IT」で足りなかった部分を埋めますので、楽しみにしてください(笑)。
パク・スンヒョン