『デッドプール&ウルヴァリン』が達成した快挙まとめ ― R指定作品として異例のヒット
マーベル・スタジオとディズニーの新作『デッドプール&ウルヴァリン』が、公開から2週間で数々の記録を樹立している。 『デッドプール&ウルヴァリン』が達成した快挙まとめ ― R指定作品として異例のヒット 現時点の興行収入は、全米で3億9560万ドル、全世界累計で8億2410万ドル。ショーン・レヴィがメガホンを取り、ライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンが共演した本作はR指定作品だが、『アベンジャーズ』や『スター・ウォーズ』などの大作シリーズに匹敵する興収をたたき出している。 以下、『デッドプール&ウルヴァリン』が樹立した主な記録をまとめてみた。 史上6番目の全米オープニング興収(全映画対象): 1.『アベンジャーズ/エンドゲーム』 ― 3億5510万ドル 2.『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』 ― 3億5510万ドル 3.『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 ― 2億5770万ドル 4.『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』 ― 2億4800万ドル 5.『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』 ― 2億2000万ドル 6.『デッドプール&ウルヴァリン』 ― 2億1140万ドル 7.『ジュラシック・ワールド』 ― 2億880万ドル 8『アベンジャーズ』 ― 2億740万ドル 9.『ブラックパンサー』 ― 2億200万ドル 10.『ライオン・キング』(2019) ― 1億9180万ドル ハリウッドのスーパーヒーロー映画で4番目の初週興収: 歴代1位は『アベンジャーズ/エンドゲーム』、2位は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、3位は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。 R指定映画として米国内・世界で最大の初週興収: ・R指定映画の全米オープニング興収トップ10 1.『デッドプール&ウルヴァリン』 ― 2億1140万ドル 2.『デッドプール』 ― 1億3220万ドル 3.『デッドプール2』 ― 1億2550万ドル 4.『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』 ― 1億2340万ドル 5.『ジョーカー』 ― 9620万ドル 6.『マトリックス リローデッド』 ― 9180万ドル 7.『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』 ― 9110万ドル 8.『LOGAN/ローガン』 ― 8870万ドル 9.『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』 ― 8590万ドル 10.『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』 ― 8520万ドル 7月公開映画として全米で過去最高の初週興収: 『デッドプール&ウルヴァリン』は、『ライオン・キング』(1億9180万ドル)、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(1億6920万ドル)、『バービー』(1億6200万ドル)、『ダークナイト ライジング』(1億6090万ドル)など、他の大作映画を上回った。 2週目の記録: 『デッドプール&ウルヴァリン』は2日にアメリカ国内で3億ドルの興収の壁を突破し、『デッドプール2』の全米累計興収3億1850万ドルを超えた。そして4日までに、劇場公開からわずか2週間で、米国内・世界の両方で前作2本の累計興収を上回った。 2024年公開作品で『インサイド・ヘッド2』に次ぐヒット: ピクサーの『インサイド・ヘッド2』は、興収15億6000万ドルをたたき出しており、アニメーション作品としては記録的な数字となっている。 夏の大ヒット作である『インサイド・ヘッド2』と『デッドプール&ウルヴァリン』を含め、ディズニーは今年、世界のチケット売上で30億ドルの大台を突破した最初のスタジオとなった。 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。翻訳/和田 萌