元Jリーガーの34歳競輪選手がG1で堂々逃げ切り勝ち!「敵だったら最悪」とグランプリ制した先輩も驚嘆/全日本選抜競輪
岐阜競輪「読売新聞社杯全日本選抜競輪(G1)」は9日、初日を迎えた。9RのS級一次予選に出場した北井佑季(34歳・神奈川=119期)に話を聞いた。 前回の平塚F1決勝の逃げ切りがとにかく圧巻だった北井佑季が、一次予選メインの9Rで堂々の逃げ切り勝ちを収めた。 前受けから突っ張ってレースを支配すると、和田健太郎の差し込みを許さず1着。和田は「タレるどころか、ゴールまで伸びていった。あと半周はいける感じでしたよ。敵じゃなくてよかった。敵だったら最悪ですよ(笑)」と北井の強さを絶賛した。 当の本人は息切れした様子もなく、冷静にレースを振り返った。 「コマ切れ戦だったし何が何でも突っ張るというよりは、相手の切り方を見て判断しようと。突っ張り切れてからは後ろの様子を確認しながらペースで駆けられた。道中がスローペースで脚を使っていなかったので、最後まで踏み切れました。岐阜は(これで6戦6勝で)400バンクの中でも癖がなくて走りやすいイメージがあります」 今年はGIの決勝進出を目標にしているが、近況の気配なら一発目の今大会で成し遂げる可能性も十分。二次予選、そしてその先の激走に“キタイ”しよう。(netkeirin特派員)