「ネットいじめ」から守れ! ヘンリー王子&メーガン妃、強い信念をもって声明を発表
サセックス公爵夫妻は1月31日、子どもに対するネットいじめの撲滅を訴える動画を発信した。 【写真】ヘンリー王子&メーガン妃が、初めて公開した「息子&娘」のプライベートな写真 米上院司法委員会は31日、ネットでイジメを受けて苦しみ、最悪の場合は自殺に至った子どもを持つ親たちを対象に、ネット世界における子どもたちの保護について、公聴会を行なった。公聴会にはTikTok、X(旧Twitter)、そしてMETAなど、大手IT企業代表も多数参加。証言した5人のIT企業重役の一人で、METAのCEOのマーク・ザッカーバーグは、子どもの自殺やメンタルヘルスに問題が生じたのはSNSが原因だと訴える親たちに謝罪した。 この重要な公聴会に触発されたヘンリー王子とメーガン妃は、アーチウェル財団のウェブサイトに声明を出すとともに、昨年の会議でネットでのいじめをテーマに話した動画をシェアした。 声明文では次のように綴った。 「私たちは全国の多くの親たちが勇気と固い決意を持って主張したことが、今回の公聴会に繋がったことに拍手を送ります。この数年、私たちはこうした家族と会う時間を多く持ち、その心痛や、一刻も早くネット社会の闇が改善されるよう求める声に耳を傾けてきました。今日の公聴会でもわかったように、これは部や党の路線を超えた問題です」 ヘンリー王子とメーガン妃のアーチウェル財団は、SNSのいじめで子どもを亡くした悲しみに向き合う家族や、有害なコンテンツに晒されたことでメンタルヘルスに問題が生じた子を持つ親たちのために支援ネットワークを構築してきた。 「どんなに最高の子育てをしても、こうしたプラットフォームでは子どもたちを安全に守ることはできません。ある父親が私たちにこう言いました。『愛さえあれば子どもたちを救える、というのなら、すべての子どもたちはまだ生きていたはずです』と。責任を転嫁している場合ではありません。子の安全を守るためには、その元となるところに必要な変更を加える時なのです」 サセックス夫妻がシェアした動画は、昨年10月にニューヨークで世界メンタルヘルスデーを記念したサミットに出席した際のもの。 メーガン妃は「車が発明された時はシートベルトがありませんでした。それで何が起こったでしょう? 人々は怪我をしたり、亡くなったりしました。だから、車のデザインを改良したのです」と発言。 ヘンリー王子は「子どもたちに何かが起こっている、そう考えるのはもうやめましょう。子どもたちの周囲にこうした世界が作られることを許しているのは、私たちなのです。自分の子に見て欲しくないコンテンツを、子どもたちに送らないで下さい」と加えた。
from Harper's BAZAAR US