「大きな疑問を引き起こした」日本のゴール取り消しにアジア各国でも波紋が広がる「主審はVAR画面を参照しなかった」【パリ五輪】
日本のゴール取り消しにアジア各国でも波紋が広がっている。 物議を醸している一戦はパリ五輪の決勝トーナメント準々決勝、日本対スペインだ。0-1で迎えた40分、藤田譲瑠チマからの縦パスを受けた細谷真大が華麗な反転からのシュートでネットを揺らす。だが、VARチェックにより、パスが出た瞬間に相手DFを背負っていた細谷の足がわずかにオフサイドラインにかかっていたとの判定で、ゴールが取り消された。 【画像】エアコンなしの質素なデザイン? パリ五輪選手村の全容をチェック オフサイドのジャッジにより、同点に追いつくチャンスでノーゴールとされた日本は、73分と86分にも失点して0-3で敗戦。大岩剛監督率いるチームはグループステージ3戦全勝と好調だったが、ベスト8で大会を終えた。 大岩ジャパンの敗退につながった一つであるVAR判定に、とりわけ苦言を呈しているのがベトナムのメディアだ。『DAN TRI』は主審のジャッジについて、こう論じている。 「スローモーションを見ると、ホソヤのかかとの小さな部分がオフサイドの位置にあるように見える。しかし、主審はVAR画面を参照しなかった。そして物議を醸したゴールはVARによって拒否された。日本には後悔する権利がある」 主審の判断についてはベトナムメディア『znews.vn』も「依然としてVARチームを信頼し、状況を確認しに行かなかった」と指摘。中東メディア『ARAB NEWS』も「非常に厳しい判定」と見解を示した。 また、ベトナムメディア『thethao247』は「物議を醸す事態」として、次のように綴っている。 「スペインは3-0でその格と経験を証明し、準決勝に進出したが、この勝利は特に日本のゴールが取り消されたVAR判定についての議論を避けることはできない。論争は試合終了後も続くだろう。それはこの試合の結果に影響を与えただけでなく、オリンピックなどの主要なトーナメントでテクノロジーがどのように使用されるかについて、より大きな疑問を引き起こした」 相手DFを背負った状態のオフサイドだっただけに、アジア各国でも疑問の声が挙がっている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]
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