宮城・加美町ゴルフ場転売問題 町が土地の返還を求め提訴へ
khb東日本放送
宮城県加美町のゴルフ場で土地などが4倍の価格で転売され、跡地に太陽光発電所の建設が浮上している問題で、加美町は8月中に事業者を相手取り土地の返還を求める訴えを起こすことを明らかにしました。
宮城県加美町にあるやくらいサイズゴルフ倶楽部の運営会社チームトレインは2021年4月、当時町が所有していたゴルフ場の土地と建物を買い取った当日に約4倍の4億円で太陽光発電会社に転売しました。ゴルフ場経営を続けるとした当初の説明を翻し、町に対し今シーズン限りでの営業終了と太陽光発電所の設置計画を伝ました。 加美町の石山敬貴町長は会見を開き、チームトレインと発電所を計画するカナディアン・ソーラーの子会社2社を相手どり、8月中に土地の返還を求める訴えを起こすことを明らかにしました。 石山敬貴加美町長「今回このようなことが起きるであろうということがもしはっきりしていれば、ゴルフ場の土地を(運営会社に)戻すということはなかったと思います」 この問題をめぐっては、カナディアン・ソーラー側も5日、加美町を相手に土地の所有権の確認を求める訴えを起こしています。
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