VWの電動ミニバン『ID. BUZZ』は年内にプレセールス開始…2024年の日本市場における事業計画
フォルクスワーゲンジャパンは去る2月21日に、2023年の業績と2024年の事業計画を発表した。2024年には4車種を導入、『ID. BUZZ』のプレセールス活動を年の後半に開始する予定だ。 【画像全23枚】 ◆2ピラーストラテジー 2023年のグローバル販売台数は約500万台で、前年比6.7%の伸長を達成。電気自動車(BEV)は約40万台を販売し、前年比20%増となった。国内では約31000台を販売。SUVカテゴリーでは『Tロック』が第1位、『Tクロス』が第2位を獲得し、特に『ID.4』の貢献が大きかった。 日本におけるフォルクスワーゲンは「内燃エンジンモデル」と「BEV」から構成される「2ピラーストラテジー(2本柱戦略)」を、今年も引き続き進めていく。内燃エンジン搭載車の更新と共に、BEVのID.4を年次改良、そしてID. BUZZのプレセールスを後半に開始する。 フォルクスワーゲンの伝統をなしてきたマイクロバスが「ID.」モデルとして生まれ変わったID. BUZZは、「BEVラインアップのアイコン的存在として、きっと日本においても多くの顧客の心に訴えていくだろう」とフォルクスワーゲンジャパンは期待する。 ◆日本導入予定ラインナップは内燃エンジン車を中心に 『ゴルフ』は初代が1974年にデビューし、今年が50周年だ。独フォルクスワーゲン本社はワールドプレミアやアイスレースなどのイベントを計画しており、日本法人も「ゴルフ・ファンが大勢いるので、お祝いしていきたいと思う」とする。これまでに販売してきたフォルクスワーゲン200万台弱の内、半分以上はゴルフだという。 2ピラーストラテジーの狙いは、フォルクスワーゲンを選ぼうとする消費者になるべく多くのチョイスを提供することだ。2024年は、ゴルフをはじめ内燃エンジン車を中心に新しいモデルを導入する予定だ。2本柱で構成される製品戦略を、「Love Brand(ラブブランド)」のブランド戦略で展開していく。 2024年に日本導入予定 ●Tクロス改良新型:3年連続輸入車SUV登録台数No.1を達成したTクロス初のフェイスリフト ●ティグアン新型:2018年以降フォルクスワーゲングループの最量販モデルが第3世代へ ●パサート・バリアント新型:全世界で累計3400万台を販売した、ゴルフに次ぐヒットモデルがパサート ●ゴルフ/ゴルフ・バリアント改良新型:累計生産3700万台、ゴルフ50年の歴史は次のステージへ
レスポンス レスポンス編集部