「サッカー界でなかなかいないタイプ」なぜ英雄トッティは“ライバル”中田英寿をそう評したのか?「初めて練習場に来た時から...」
「日本人で文化もメンタリティも異なる」
DAZNで配信中の『22YEARS』で、イタリアのスーパーレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が、ローマ時代に共闘した元日本代表MFの中田英寿氏と対談。トップ下のポジションを争ったライバルの印象を明かしている。 【動画】スクデットを手繰り寄せる衝撃の一撃! 中田英寿がユベントス戦で決めた伝説のミドル弾 「ナカタとはずっといい関係だったし、選手である前に気遣いのできる礼儀正しい人間だ。サッカー界でそういうタイプはなかなかいない」 そう切り出したローマのバンディエーラは、「ナカタは日本人で文化もメンタリティも異なる。初めてトリゴリア(ローマの練習場)に来た時から常に協力的で礼儀正しい男だった。そういう人物は心に残る。だから日本に行くなら会いたいと思っていたんだ」と言葉を続けている。 目の前で人間性を褒められて照れ臭かったのか、中田氏が「もう覚えてないだろ?」とツッコミを入れると、「正直よく覚えていないけど、控え目でシャイな印象だったよ。ローマに来た時には、もうイタリア語で会話してたな」と当時を回想している。 ともにプレーしたのは約1年半だけだったが、その間にクラブ史上3度目のスクデット獲得という偉業を成し遂げた両者。その絆は22年が経った今も消えていないようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部