【高校野球】東北学院が仙台一に12―4で7回コールド勝ち 昨秋の雪辱果たす
◆高校野球◇春季宮城県中部地区一次予選 東北学院12―4仙台一 ※7回コールド(20日・仙台市民) 地区予選の初戦で東北学院が、今春センバツの東北地区21世紀枠候補校・仙台一に12―4の7回コールドで快勝した。エース右腕の赤間洸太(3年)が7安打されながら、粘りの投球で6回3失点。昨秋も同じ初戦で激突し惜敗した相手に“リベンジ”した。 同じ相手に何度も負けられないと、東北学院・赤間が気持ちの込もった投球で相手打線に立ち向かった。7安打されたが3失点でしのぎ「序盤は力んでしまったけど修正できた」。仙台一とは昨秋も同じ地区予選初戦で対戦し、延長10回タイブレークまでもつれたが3―5で敗戦。その一戦も先発して10回途中まで投げた赤間は「悔しい思いをしたし、意識はしていました」と胸を張った。 試合は初回に6安打を集中し、悪送球や落球など相手失策もあっていきなり8得点を先取。その後も得点を重ねた。2回は悪送球、4回は打球をはじくなど失点した回は味方のミスがあったが「エラーはヒットだと割り切った」。これまではミスが出ると「感情的になってしまって崩れていた。(監督から)一喜一憂するなと言われてきた」と明かしたが、この日は失策直後に味方に声をかけて切り替えを促すなど成長の跡をみせた。 3―0の1回2死二、三塁で中越え2点適時三塁打、9―3の6回1死二、三塁で三塁強襲の2点適時打と3打数2安打4打点で打撃でも貢献。「ストライク先行でテンポよく、攻撃につなげられる投球をしたい」と、勝利に満足することなく戦っていく。(有吉 広紀)
報知新聞社