ライバル同僚の負傷直後に今季初ゴール…現地記者が上田綺世に期待感「練習場での物語をついに…」
フェイエノールトに所属する日本代表FW上田綺世は、急遽訪れた出場機会を生かすことができるのだろうか。 2023年8月にベルギー1部のサークル・ブルッヘからフェイエノールトに完全移籍で加入した上田は、同じポジションに絶対的エースであるメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが君臨していたこともあり、出場機会の確保に苦労。加入初年度の2023-24シーズンは公式戦37試合で5ゴール2アシストと、期待されたような結果を残すことができなかった。 だが、現地時間9月22日に行われたエールディヴィジ第6節のNACブレダ戦でヒメネスが復帰までに3カ月を要する重傷を負ったことで、上田を取り巻く状況は変わりつつある。ヒメネスに代わってピッチに立った上田は今季初ゴールとなる先制点をマーク。その後も好パフォーマンスを見せて、2-0の勝利に貢献した。 ヒメネスの負傷はネガティブな出来事だが、上田にとってはブライアン・プリスケ監督のファーストチョイスに限りなく近づくことにもなる。オランダメディア『Dick Voormekaar』は26日、オランダ人記者のミシェル・ファン・エフモント氏のコメントを紹介。同氏は「彼がゴールを量産してきた練習場での物語を、ついに実戦でも見ることができる」と期待感をあらわにした。 「我々はNACブレダ戦で彼の能力を目の当たりにしたし、調子も良さそうだ。彼が今の状態を継続することを願っているよ。今回の得点で彼の自信が高まったことを願っている。期待に応えられるのであれば、これ以上良いことはない」 すでに日本代表ではセンターフォワードの軸として存在感を見せつけている上田。フェイエノールトでも真価を発揮し、レギュラーを奪取することができるだろうか。
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