アルゼンチン人の8強入りはデル=ポトロ以来12年ぶり、セルンドロが世界5位ズベレフを撃破<男子テニス>
ムチュア・マドリッド・オープン
男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は4月30日、シングルス4回戦が行われ、第21シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)が過去同大会を2度制している第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を6-3, 6-4のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たした。なお、アルゼンチン人男子の8強入りは2012年のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)以来12年ぶりとなった。 【シナー、アルカラスらマドリッドOP組合せ】 世界ランク22位で25歳のセルンドロは今季、マッチ9勝12敗と負け越しているものの2月のリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)では4強入りしている。 今大会では初戦となった2回戦で世界ランク37位のF・マロジャン(ハンガリー)、3回戦で第15シードのT・ポール(アメリカ)を下し16強入りを決めた。 世界ランク5位のズベレフと対戦した4回戦、セルンドロはファーストサービスが入ったときに79パーセントの高い確率でポイントを獲得。15本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったズベレフから2度のブレークに成功し1時間29分で勝利した。 大会の公式サイトにセルンドロのコメントをが掲載されており「今年最高の勝利であり、キャリアでも最高の勝利の1つ。今年は長い間、この勝利のために努力してきた。2日前、トップ15で、素晴らしい選手でもあるポールを破ったことで、大きな自信を得ることができた。そして今日はズベレフほどの選手を相手に、もう1つ上のレベルでプレーできたから、本当に良かった」と語った。 また、アルゼンチン人男子では2012年のデル=ポトロ以来12年ぶりの8強入り。このことについてセルンドロは「アルゼンチン人として12年ぶりにマドリッド準々決勝に進出するなんて信じられないよ」と明かした。 勝利したセルンドロは準々決勝で第12シードのT・フリッツ(アメリカ)と対戦する。フリッツは4回戦で第8シードのH・フルカチュ(ポーランド)を下しての勝ち上がり。 同日には第1シードのJ・シナー(イタリア)、第2シードのC・アルカラス(スペイン)、第3シードのD・メドベージェフらが8強に駒を進めた。
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