まちなかをギャラリーに フクシ×アートWEEKs セイン・カミュさんはフォーラムで「ミラクルアート」提言
まちなかをギャラリーに見立て障がい者のアート作品を紹介する「フクシ×アートWEEKs」が今年も鳥取市で開かれています。 ストレートで力強い作品が商店街を彩るこの取り組みも6回目を迎え、街に定着してきました。 【写真を見る】まちなかをギャラリーに フクシ×アートWEEKs セイン・カミュさんはフォーラムで「ミラクルアート」提言 日野彰紀 記者 「鳥取市の若桜街道にあるこちら、普段は空き店舗なんですが、今は一歩足を踏み入れると、アートの世界が広がります。」 銀色に輝く木の葉が圧倒的な存在感を放つ作品は、「光る木見たくて、やってきた」。 本物の木の葉に1枚1枚銀紙を貼り付け、幾重にも重ねました。 濱田聡さんの作品です。 岸本拓也さんの「ぼくにはこう見えるんだよシリーズ 何に見えますか」。 定規を使う独特のタッチと赤の色彩が浮き立ちます。 「フクシ×アートWEEKs2024」の中心となる展示が、岸本さんと濱田さんの二人展、鳥取市用瀬町の同じNPO法人「十人十色」で創作活動を続ける2人です。 アートスペースからふる 妹尾恵依子理事長 「2人同じところで制作されておられるようですが、とても個性が際立っている作品になっています。」 「見て、これはなんだろうなと思うような絵柄もたくさんありますので、そういうところを見て頂いて楽しんで頂けたらと思います。」 商店街のカフェ「HARENOE」もフクシ×アートWEEKsの取り組みに賛同して作品を展示しています。 訪れた人の目にとまるようにと、入ってすぐの店先に。 障がい者のアート作品を紹介する舞台を、多くの人が行き交う商店街としているのがフクシ×アートWEEKsの特徴で、6回目の今年は11の店が即席のギャラリーとなりました。 呉服を扱う「絹の舘さーびす」もそのひとつ。 道路に面したショーウィンドウに作品が並びます。 障がい者の作品は技法や理屈を超え、作者の感性がそのまま表現されたような作品が多くなっています。 絹の舘さーびす 渡辺光子さん 「多くの才能をもっていらっしゃる方が、展示によって才能をご披露していただく機会があるということはすごく良いことだなと思っておりますし、我々もそのサポートができるっていうのを大変喜んでいます。」