二コラ・コクラン

Netflixの人気ドラマシリーズ『ブリジャートン家』のペネロペ役で注目を集めた俳優二コラ・コクランが、TIME誌のインタビューに登場。「プラスサイズ俳優」と評されることに対して、異論を唱えました。 【画像】二コラ・コクラン、人気ドラマ『ブリジャートン家』のオフショットを公開

同作で世間の注目を集めたニコラ。今年5月に配信された同シリーズのシーズン3では、ペネロペの恋模様が焦点になり、相手役との大胆なベッドシーンは大きな話題を呼びました。 いっぽうプライベートでは、メディアや自身のSNSを通じて、ボディポジティブな発信を続けてきました。

先日TIME誌のインタビューに登場したニコラは、同作のベッドシーンで「"太っているのに勇気がある"と評されたことは不快だった」と心境を語りました。 「"勇気がある"って言わないでほしいです」 「確かに私の胸はきれいで素晴らしいけど。私の体を披露することは、”勇気がある”でもなんでもない。ただ自慢しているだけです」 そして、「プラスサイズ俳優」というレッテル貼りについても言及しました。 「イギリス人女性の平均体型と比較して、私は小さいサイズです。でも『プラスサイズのヒロイン』と評されます」 「この表現は、私の見た目をただ、画一的なつまらないものにしてしまいます」

シーズン3の公開に向けて「死ぬほど努力した」と語る二コラ。彼女の体型にのみ、人々の注目が集まっていることが「やるせない」といいます。 「（シーズン撮影中）友だちにも家族にもほとんど会わず、仕事をしていました」 「それなのに、ドラマが公開されると、私の体型の話ばかりに注目が集まりました。正直、うれしくはありませんでした」 「もし私が、バレリーナの役に抜擢されて、今とは違う体型になったら、私を見る目が変わるのでしょうか？それは変な話だし、失礼なことだと思う」

同作のベッドシーンが特別なものになったのは、体型のおかげではなく、彼女自身が創り上げたものだからと続けました。 「ヌードのシーンがあるのですが、それは私のアイデアだったんです」 「私が自分で決めて撮影したんです」 「私の体型に関するさまざまな意見や憶測が飛び交う中で、『くそくらえ！』という気持ちで撮っていました。私を強くしてくれる経験でした」 「そして『自分はうつくしい』って思えた瞬間でした。80歳になってもこのシーンを振り返って見て、『私、超イケてる！』って思えるはずです」

この記事は英語から翻訳・編集しました。編集：清水和華子