出店者のコラボレーションで誕生したハンギングプランターを手にする実行委員の早川さん（左）と松本さん（右）

　新大門商店街（名古屋市中村区）一帯を会場にしたマーケットイベント「大門びより」が4月20日に開催される。（名駅経済新聞） 【写真】地域のシンボルとなっている「大門」のアーチ 　会場は「ソイロ」「にぎわい食堂 清風」「なりわい名古屋」「shizuku」「きもの美濃幸」「ナリタ大門店」の6店舗。大門エリアで営業する飲食店や物販店などを中心に計19組が各会場に出店する。 　同イベントは今回が初開催。これまでに新大門商店街で3度開催した「大門軒先マルシェ」の実行委員会が企画・運営する。 　「軒先マルシェ」では他のイベントでも人気のある出店者を誘致したほか、行政と連携して歩行者天国を開催した。普段大門に来たことがない客層も多く呼び込むことができた一方で、ハレの日のイベントという性質が強く、継続的なにぎわいの創出に課題があったことから今回のイベントを企画した。 　「大門びより」では「大門の日常を楽しむ」をコンセプトとし、大門で実店舗の営業やワークショップなどの活動をしている出店者を集めた。出店者同士がコラボレーションしたイベント限定の商品やワークショップも提供する。 　実行委員の早川由希子さんは「これまで大門に来たことがある人にも、初めて訪れる人にも、大門には面白い店や人がたくさん集まっていることを知ってもらえたら」と笑顔を見せる。大門の地域全体を周遊する人が増えることを目指し、季節ごとに継続していく予定。 　「普段の大門を元気にしたい」という期待は既に出店者にも波及している。実行委員の松本啓太さんは「出店者同士が楽しんでコラボレーション企画を進めるなど、横のつながりも広がっている。内側からも大門を元気にできれば」と意気込む。 　開催時間は10時～14時。