宗山は球界を代表する選手を目指すとした（C）産経新聞社

　楽天は24日に都内で開催された「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」でプロ注目の内野手、明大・宗山塁を5球団競合の末、交渉権を獲得した。 【画像】押さえておきたい「2024ドラフトの目玉」たちを厳選！　注目選手のプレー写真＆寸評を一挙紹介 　「20年に1人の逸材」とされた宗山を引き当てた森井誠之社長は興奮を隠せず、テレビ中継（TBS系列）のインタビューに応えた宗山も5球団と多くの球団に指名されたことに感謝の気持ちを示しつつ、今後の目標として「球界を代表する選手になっていきたい。これからが勝負だと思うので、もっともっと努力していきたい」と先を見据えた。 　また楽天加入となれば、様々な「相乗効果」も期待されそうだ。 　 　まず一つにはチームに与える影響だ。侍ジャパンにも選出された即戦力遊撃手が加入となれば、競争意識も高まり、チーム力の底上げとなることは間違いない。 　今季は球団創設以来の交流戦優勝を果たしたチームも終盤に失速したことでAクラス入りを逃がしたとあって、多くの選手に刺激を与えそうだ。 　さらにパ・リーグに加わることでの「ライバル対決」も注目となる。 　宗山のライバル、大学生屈指のスラッガーとして注目された大商大の外野手、渡部聖弥はドラフト2位で西武から指名を受けた。宗山とは広陵高では同部屋でともに切磋琢磨した仲、大学生となってからも互いの記録を刺激にしあってきたという。 　今後も同一リーグで対戦機会も増えるとあって、プロ入り以降のライバル対決の行方も一層、話題を集めそうだ。 　最後に西武には今春の日本代表時にアドバイスをもらった守備の名手、源田壮亮も在籍する。対戦時には、いかに堅い守備を見せられるかの＂好守対決＂もみどころとなりそうだ。 　様々なドラマがあった今年のドラフトも終わった。あとはいかにプロの世界で羽ばたいていくか。それぞれの選手の成長曲線の行方も注目となる。 ［文／構成：ココカラネクスト編集部］