ウィリアム皇太子の戴冠式計画 今までとの「違い」とは
ウィリアム皇太子の戴冠に向けた準備は、すでに以前から進められています。批判的な見方をする人もいるかもしれませんが、王室において、これはまったく“普通”のことです。 【写真】「ラブラブ」なキャサリン皇太子妃&ウィリアム皇太子 王室の重大な事柄や儀式などについては長い年月をかけて計画が練られることになっており、ロイヤルたちのほとんどは自らの葬儀についても、前もって予定を立てています。つまり、皇太子がいずれ迎える戴冠とそのための儀式について、詳細に検討しているのは当然のこと。その内容も、一部は明らかにされています。 ウィリアム皇太子がイギリス国王として即位したことを世界に示す特別な儀式について、これまでに伝えられているいくつかのことをご紹介します。
「現代的」な儀式に
国王チャールズ3世の戴冠は、ほぼイギリス王室の伝統に従った形で執り行われました。儀式で行われた詠唱などの半分は、「まったく理解できなかった」という人が多かったでしょう。 幸いなことに、ウィリアム皇太子は自らの戴冠式を、父と同じように行う考えはないとのこと。『ピープル』紙によると、ある王室関係者は、皇太子は「より“適切な”(現国王に対して失礼かもしれませんが……)、間違いなく現代的な儀式にしたい考えです」と話しているそうです。 また、『タイムズ』紙は情報筋の話として、ウィリアム皇太子は「チャールズ国王の戴冠式が『このうえない成功』を収めたのは、国王が式次を変更したためだと考えている」と伝えています。 そして、自らが戴冠式に臨むその時点で「何が変化し、何が変わらずにいるのか、自身が変えなければならないことは何か」「イギリスの領土とイギリス連邦加盟国との関係はどのようなものになっているか」などを考える必要があると話しているそうです。
国民による「忠誠の誓い」は取りやめ
『ガーディアン』紙はチャールズ国王の戴冠式について、国民が君主とその継承者たちへの忠誠を誓う「民衆による忠誠の誓い」は、批判を受けて「トーンダウンさせることとなった」と伝えました。 戴冠式に出席するすべての人が、「法に従い、国王陛下と王位継承者たちに心からの忠誠を誓います。神に誓います」と宣誓することになっていましたが、国王はすべての人ではなく、ウィリアム皇太子だけがこの言葉を述べることとしました。いっぽう、皇太子は誰に対しても、この宣誓を求めないことにする考えだといいます。
「非伝統的」な戴冠式に
ウィリアム皇太子に近い筋によると、皇太子は自身が戴冠する“そのとき”に「現代的」であり、同時に「自国とイギリス連邦加盟国をひとつにまとめることができるような儀式にするため」の方法を真剣に検討しているといいます。 そのため、過去の戴冠式とは「かなり異なった」ものになると考えられるとのことです。
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