政務官に元アイドルの今井絵理子氏と生稲晃子氏 石破内閣 選択肢が狭い人選
石破内閣は13日、副大臣と政務官の人事を決定しました。元アイドルの生稲晃子参議院議員や今井絵理子参議院議員が政務官に起用されました。 【画像】元「SPEED」今井絵理子参院議員と元「おニャン子クラブ」生稲晃子参院議員
■生稲氏と今井氏 アイドル出身2人を起用
石破茂総理大臣 「謙虚で誠実で温かく実行力のある政治を進めてまいります」 13日に決まった第2次石破内閣の副大臣26人、政務官28人の人事。派閥裏金事件で政治資金収支報告書に不記載があった“裏金議員”は選ばれませんでした。 「裏金事件が人選に影響したか」を問われた林芳正官房長官はこのように述べました。 林官房長官 「副大臣および大臣政務官の人事につきましては、所管分野の状況や本人の手腕・経験等を総合的に勘案して行ったところでございます」 外務政務官に起用されたのは、「おニャン子クラブ」元メンバーの生稲晃子議員です。 生稲議員 「(Q.意気込みは?)精いっぱい、与えていただいた仕事を頑張ってまいります。よろしくお願いします」 また、内閣府兼復興政務官には「SPEED」元メンバーの今井絵理子議員が起用されました。今井議員といえば去年、自民党女性局フランス研修でのSNS投稿で大炎上し、物議を醸しました。 今井議員 「(Q.力を入れたい分野は?)しっかりさまざまな分野に取り組んでまいりたいと思います。しっかり頑張ります」
■政治部記者「選択肢が狭い人選」
“元タレント議員”2人の起用について街の人からは、次のような声が聞かれました。 50代 「これ何?フェイク(ニュース)なのって思ってた」 60代 「政治が分かんない人たちは、アイドルとか顔を知っているだけ」 20代 「知名度のある方ですし、発信力とか。関心を持つ一つのきっかけとして、すごくいいのかなと」 今回の石破内閣の人事について、政治部記者は「選択肢が狭い人選」だったと話します。 テレビ朝日政治部 千々岩森生官邸キャップ 「自民党は衆議院選挙で負けて、人数を大きく減らしています。いわゆる裏金議員も起用しないというところで、石破総理としては今回の人事、そもそも選択肢が非常に狭くなっている。政務官に選ばれた若手からは『私それほどのキャリアはないのに』という声が出るぐらい。たくさん選択肢がある中で選ぶような人事ではなかったという印象です」 (「グッド!モーニング」2024年11月14日放送分より)
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