第93回選抜高校野球 福大大濠「全国Vだ」 高い攻撃力、堅い守り(その2止) /福岡
<センバツ甲子園> ◇県大会7試合で82得点 投手陣は九州大会で本領 福大大濠は昨秋の県予選で7試合中3試合でコールド勝ちし、自由ケ丘、北筑、九国大付などの実力校を連破。82得点という打撃力で優勝した。 九州地区大会では投手陣が奮闘した。1回戦の大分商戦ではエース左腕の毛利海大投手(2年)が最速140キロの速球と鋭い変化球で14奪三振の1失点完投勝利。準々決勝の具志川商(沖縄)戦でも9奪三振の完封勝ちで4強入りの立役者になった。 準決勝は2試合連続完投で計318球を投げていた毛利投手に代わって右腕の馬場拓海投手(1年)が先発。2試合17得点の強打で勝ち上がった宮崎商打線を八回1死まで無安打に抑える快投を見せ、被安打1の完封勝利をあげた。決勝は大崎(長崎)に敗れ優勝を逃したものの、力のある複数投手を擁する強みを発揮した。川上陸斗捕手(2年)の巧みなリードも光った。 打線は九州地区大会4試合でチーム最多の3打点をあげた山下恭吾選手(1年)と川上選手、松尾光気選手(2年)が中軸を担った。1、2番を打ってチームトップの打率3割7分5厘を記録した友納周哉選手(1年)はチャンスメーカーの役割を果たした。【大坪菜々美】 ……………………………………………………………………………………………………… ◇九州地区大会福岡県予選◇ 2回戦 26―2 浮羽工 (五回コールド) 3回戦 17―0 太宰府 (五回コールド) 4回戦 12―3 福岡工 (七回コールド) 5回戦 8―6 祐誠 準々決勝 7―3 自由ケ丘 準決勝 8―2 北筑 決 勝 4―3 九国大付 ◇九州地区大会◇ 1回戦 3―1 大分商 準々決勝 3―0 具志川商 準決勝 2―0 宮崎商 決勝 1―5 大崎 ◇九州地区大会メンバー 背番 氏名 学年 身長 1 毛利海大 2 176 2 川上陸斗 2 175 3 永井大斗 2 170 4 吉田颯 1 181 5 土山快斗 2 173 6 山下恭吾 1 172 7 北嶋瑞己 1 177 8 松尾光気 2 176 9 古川秀弥 2 180 10 友納周哉 1 168 11 馬場拓海 1 178 12 福沢雄太 1 178 13 中村翔斗 1 170 14 井上優生 1 180 15 山下諒太 2 173 16 森本光紀 1 175 17 内田竜太朗 2 174 18 井上大誠 1 170 19 森辺陽斗 2 170 20◎川本康平 2 164 部長 野田健二 監督 八木啓伸 〔福岡都市圏版〕