新しい出会いのスタイル!? 大阪の「カート婚活」話題に
何か新しい価値を世の中に提供したい
2人は中学生の頃に出会い、東京の大学(慶応大学)で偶然にも再開。同じタイミングで会社を辞めて、今回大阪でビジネスパートナーになったという。 「折田も私も、何か新しい価値を世の中に提供したい。若い力で日本、世界を盛り上げていきたいという共通の想いがありました。そこで生まれたのが婚活tutuカートです」(立道店長) カートは全長約2メートル、高さ70センチで1人乗り。同店ではカート10台を保有する。道交法上は「ミニカー」扱いで、普通自動車免許(AT限定可)があれば公道で運転ができる。法定速度は60キロ。外国人でも国際運転免許証とパスポートがあれば利用OKだ。レンタルコスチュームも各種そろっている。
カート婚活・参加者らの声は?
この日参加していた男女(20代)に話を聞くと、「ドキドキしました。めっちゃ楽しい。停まった時に会話が弾みます」(OL)、「エンジンの音がいいですよ。風を浴びて爽快感があります。走っていると、注目されるのもうれしいですね」(サラリーマン)とのこと。 合コンに飽きた人たちが来ており、男性参加者が先に講習を受け、続いてその男性が女性に運転の仕方などを教える。走行は20~30分(4人~6人で参加)、通天閣や難波パークスなどを巡って帰ってくる。終わってからのカフェタイムがさらに盛り上がるという。 マリアージュチュチュ代表の折田幸恵さんは、「今、出会いの場が少ないと思います。合コンに参加してもただその場が楽しかったというだけで終わっているケースが多いようです。結婚相談所を訪ねてくる方は多いですし、インターネットもあるんですけど、なかなか決まらないみたいです。女性は真剣に考えていらっしゃる方が多く、でも、男性は一歩踏み出せない。このような楽しい企画をすれば参加者も増えるのかなと思っています。若い人たちはお金を出してまで結婚相談所を利用しませんから。それと、昔、遊園地とかでゴーカートで遊んでいた40代、50代の方にもおすすめです」と話している。 新しい婚活スタイルだけに、こういう出会いも楽しいのでは? (文責/フリーライター・北代靖典)