“東洋古美術の宝庫”出光美術館で、58年前の開館記念展を「復刻」。休館前・最後の一年は仙厓さんからスタート
「一つの眼を通じて集めた」コレクション
出光佐三は、「美術史的な目で集められたコレクションではなく、たとえば私という“一つの眼”を通じて集めたコレクションが並べられた美術館があってもよいのではないか」と語っています。そうして集められた古唐津(唐津焼)、中国陶磁、そしてオリエントの美術。今回の展覧会では、魅力あふれるコレクションから選ばれた逸品が並びます。 今も開館当時と同じように皇居外苑を望むロビー。ビルのワンフロアであることを忘れさせるような、和の雰囲気を醸す展示空間。58年前の面影を残す空間で、初代館長・出光佐三が愛したコレクションに浸ることが出来るのは、今年が最後のチャンスです。
展覧会情報)「出光美術館の軌跡 ここから、さきへ 1復刻 開館記念展 ―仙厓・古唐津・中国陶磁・オリエント」
58年前の開館記念展の出品作品と展示構成を意識しながら企画された展覧会。初代館長・出光佐三が蒐集し愛蔵した美のエッセンスを、開館当初の雰囲気が漂う展示空間で楽しむ。 会期:2024年4月23日(火)~5月19日(日) 会場:出光美術館(東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9F) 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) ※毎週金曜日は19:00まで(入館は18:30まで) 休館日:毎週月曜日 ※ただし4月29日、5月6日は開館。4月30日(火)、5月7日(火)は休館 最新情報は、公式サイト、またはハローダイヤル(050-5541-8600)でご確認ください。 構成/からだとこころ編集チーム