俳優チャン・ドンゴン　［中央フォト］

映画『普通の家族』（原題）で６年ぶりにスクリーンに復帰する俳優チャン・ドンゴンが過去のプライバシー問題に対して心境を明らかにした。 チャン・ドンゴンは２６日、ソウル鍾路区三清洞（チョンノグ・サムチョンドン）のあるカフェで、映画の公開を控えて記者団に会った。 チャン・ドンゴンはインタビュー開始に先立ち「実はあまりにも緊張して震えたりもする」とし、「映画を楽しんでいただいたようでとても感謝している。久しぶりの出演だが、それがとても力にもなる」と話した。 チャン・ドンゴンは２０２０年、同僚俳優チュ・ジンモの携帯電話がハッキングされ、２人が過去に交わした私的な会話内容の一部が流出して批判を浴びた。しばらく空白期をもったチャン・ドンゴンは昨年ドラマ『アスダル年代記２（アラムンの剣）』に出演して活動を再開したが、公式席上にはなかなか姿を現さなかった。特に、プライバシー問題についてはコメントを控えてきた。 チャン・ドンゴンはこの日「映画について気になることも多いだろうが、また私の個人的な事情についても気になることが多いと思う」として「原論的な話ではあるが、私一人だけの映画ではないので、映画が今雰囲気が良いのにひょっとして影響を及ぼすのではないかと非常に慎重になり心配している」と話した。 また「そのことがあった後に撮影や作品をする時、以前とは違う新しい気分になる」として「２０代序盤にデビューして有名になり大きく愛されてきたので、撮影現場と台詞の一言が以前よりとても大切に感じられた。それが当たり前のことではないということに気付いた」と話した。 １０月１６日に公開される『普通の家族』は各自の信念を持って生きてきた４人が子供たちの犯罪現場が映った防犯カメラを見ることになり、すべてが崩れていく姿を描いたウェルメイドのサスペンス映画だ。映画『８月のクリスマス』『春の日は過ぎゆく』『徳恵翁主』のホ・ジノ監督が演出を担当した。チャン・ドンゴンは、正義感の強い小児科医のジェギュ役を演じた。