「スター・トレック　ストレンジ・ニュー・ワールド」

　米サンディエゴで行われた世界最大級のポップカルチャーイベント、サンディエゴ・コミコン・インターナショナルで、SFの金字塔「スター・トレック」シリーズの新たな展開がミュージカル劇化として検討されていることが明らかになった。 　コミコンのParamount＋のパネルディスカッションで、制作総指揮を務めるアキバ・ゴールズマンはこの驚きの計画を明かした。ファンからの質問に答える形で、「我々は舞台版を実現できるかどうか、初期の段階ですが検討を始めています」と語った。 　この発表は、「スター・トレック　ストレンジ・ニュー・ワールド」におけるミュージカル劇のエピソード「サブスペース・ラプソディ」に関する質問への回答として飛び出した。同エピソードは、シリーズ史上初のミュージカル回として話題を呼んでいる。 　Paramount＋で、「スター・トレック」シリーズは急速に拡大している。「スター・トレック　ディスカバリー」を皮切りに、「スター・トレック　ピカード」「スター・トレック　ロワーデッキ」（アニメシリーズ）、「スター・トレック　プロディジー」「スター・トレック　ストレンジ・ニュー・ワールド」がある。さらに新シリーズ「スター・トレック　スターフリート・アカデミー」の制作も発表されている。 　ミュージカル劇の詳細はまだ明らかにされていないものの、「ストレンジ・ニュー・ワールド」を基にした作品になる可能性が高いとみられている。 　「スター・トレック」といえば、テレビドラマから映画、アニメとその領域を拡大している。ブロードウェイにおいて、その壮大な物語が歌と踊りで表現される可能性もなくはなさそうだ。