天王寺動物園ジャガーの赤ちゃん展示へ 飼育員「名前つけて~」
31日から展示スペースでトレーニング
天王寺動物園、母親に甘える赤ちゃんジャガーの様子 THE PAGE大阪 音楽:LIKALIFE
大阪市天王寺動物園で4月に生まれたジャガーの赤ちゃん、オス2頭が順調に育ち、あす31日から展示スペースに出るトレーニングを始める。トレーニング開始に先立ち、30日に赤ちゃんジャガーの姿が報道陣に公開された。ジャガーはアメリカ大陸に生息するネコ科の動物の中でもっとも大きいが、母親に甘える赤ちゃんジャガーは、とても愛らしい。
寝そべる母親に甘える姿が愛らしい
報道陣にお披露目されたのは、父親「ジャガオ」と母親「ルース」の間に、4月21日に生まれたオス2頭。「ルース」の母乳で2頭とも順調に育ち、体重が5キロほどになったため、31日からの展示トレーニング開始が決まった。 斑紋の濃い方がやや活発に動き回り、斑紋の薄い方が慎重派だという。兄弟2頭でじゃれあったり、寝そべる母親に甘える姿が愛らしい。これから3か月ほどは母乳を飲みながら育ち、1年で40キロほどに成長する。
飼育員「よく観察して名前を付けて」
ジャガーはアメリカ大陸に住んでいるネコ科の動物の中でもっとも大きく、体長は約1メートル50センチ、体重は約80キロ。ヒョウに似ているが、体格が大きく模様が異なる。 展示トレーニングは午前10時から午後3時まで。人間の赤ちゃんと同様、母乳を飲んではひと眠りという生活パターンを繰り返す。そのため、赤ちゃんジャガーが寝室から展示スペースである放飼場に姿を現し、元気に動き回るのを観察できる機会は少ない。それでも午前10時ごろとお昼過ぎに、動き回る確率が高いという。 31日から6月12日まで、2頭の名前を募集し、25日名前が発表される。飼育員は「2頭をよく観察し、特色をつかんで名前を付けてください」と呼び掛けている。詳しくは天王寺動物園の公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)