【広島】新井監督「何とかしてみろ、と思って見てた」延長勝ち越し機矢野に代打送らず/一問一答
<日本生命セ・パ交流戦:楽天0-1広島>◇14日◇楽天モバイルパーク宮城 延長11回に代走羽月が三盗を決めた直後に矢野が右翼への決勝犠飛を打ち上げ、好調楽天との熱戦を制した。 【写真】決勝犠飛を放つ広島矢野 前回無安打無失点の先発大瀬良は序盤に5安打を浴びるも無失点でしのぎ、7回無失点。中継ぎ陣も楽天の攻撃を無失点にしのいだ。均衡を破った直後の11回裏を抑えたハーンに来日初セーブが付いた。 チームは連勝で昨季に続き、2年連続で交流戦勝率5割以上を決めた。試合後の新井貴浩監督(47)の談話は以下の通り。 -最後は足を絡めた攻撃で決勝点 新井監督 若い選手が食らいついて、もぎ取った1点だったと思います。マティ(二俣)も追い込まれながらよく食らいついたし、アキ(秋山)もしっかり送ってくれた。あそこで羽月もよくスタートを切ったし、矢野もね。あの難しいボールを犠牲フライまで運んでくれた。いつも「戦いながら強くなっていく、成長していく」と言っているけど、本当に若い選手が成長してくれているなと感じるゲームでした。 -無死一塁となった時点で、二塁から三盗という作戦があったようにもみえた 新井監督 もちろん、もちろん。こちらは「隙があったら行け」と言っている。でも、あの場面でスタートを切って決めた羽月の準備、勇気というのが素晴らしかったと思います。 -11回無死一塁から秋山選手の犠打で得点圏に走者を進めても、矢野選手への代打松山を送らなかった 新井監督 もちろん。こちらとしては「何とかしてみろ」と思って見ていました。なんとかしましたね。成長していますよ、素晴らしい。 -矢野選手の最近の状態もあるか 新井監督 もちろん、そういうのもあるし、こういうしびれる場面を経験してもらいたいというのもあった。 -投手陣も無失点に踏ん張った 新井監督 まずは大地よね。相手もいいピッチャーで、試合前から絶対にロースコアになると思っていた。ビジターだし、とにかく先に点を与えたくないなと思っていた。そこを大地が今日も期待通りのピッチングをしてくれた。アツ(会沢)もナイスリードだった。大地の後にいったピッチャーも、みんなしっかり踏ん張ってくれて、ゼロでつないでくれた。だから今日、1ー0で勝てたんだと思う。本当にピッチャー陣も素晴らしかった。