『不適切にもほどがある!』磯山P、Netflixと5年契約 ― 新作映画・ドラマを独占配信へ
Netflixが11日、日本人プロデューサー、磯山晶氏と新シリーズや映画を独占的に制作・配信する5年契約を締結したことを明らかにした。 『不適切にもほどがある!』磯山P、Netflixと5年契約 ― 新作映画・ドラマを独占配信へ 磯山氏は最近、3週間にわたってNetflix日本の視聴ランキングで1位を獲得したドラマ『不適切にもほどがある!』のプロデューサーを務めた。本作は、1986年から謎の力で現代にタイムスリップした父親の物語で、日本では一種の社会現象となった。 磯山氏とNetflixは、昨年6月に世界配信されたドラマ『離婚しようよ』でも成功を収めている。 Netflixによると、磯山氏はすでに、契約後第1弾となる新シリーズの制作に取りかかっているという。この新プロジェクトで、磯山氏は脚本家・宮藤官九郎氏(『不適切にもほどがある!』、『離婚しようよ』、『池袋ウエストゲートパーク』、『木更津キャッツアイ』)とタッグを組み、詳細は近日中に発表される。
Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント、坂本和隆氏のコメント:
「今年1月よりNetflixでも配信された『不適切にもほどがある!』は、日本を含むアジア諸国をはじめ、世界で広い評価を受けました。そして、「池袋ウエストゲートパーク」のような、20年の時を超え今なお多くの視聴者を魅了し続けている作品もあります。磯山さんがプロデュースされる作品は、常に時代の空気を正確に捉え、深く心に突き刺さるような問いを投げかけ、私たちを惹きつけて離さない魅力に溢れています。そんな磯山さんとパートナーシップを組み、世界中の視聴者に驚きと喜びを届けられることを大変誇りに思います」(Netflix Japan 公式サイトより)
磯山晶プロデューサーのコメント:
「Netflixには、シリアスなドラマや重い題材のドキュメンタリーなど、世界中から集まった興味深い作品がたくさんありますが、そのラインナップの中に、観た人がつい笑ってしまうような、元気が出るような作品を日本から届けたい、という思いで、今回のお話をお受けしました。また、サムライ・芸者・富士山という従来の日本のイメージではなく、現代のリアルな日本を海外にお見せしたいという気持ちもあります」 「テクノロジーの発展により、国や文化の壁を超えて自由度が上がり、日本独自の商習慣も改善されてきている一方で、多くの人が生きづらさを感じている、「今」を反映した、明るくヒューマンな作品を作りたい。そしてドラマを作る楽しさと意義を、これからも突き詰めていきたい。と思った時、Netflixと一緒にやることが自然だと思えました。世界同時配信というフォーマットや、作品制作に関わるリソースなど、これまで地上波のプロデューサーとして働いてきた私にとってはすべてが新しい挑戦ですが、日々の新しい発見に喜びつつ、今後の作品をNetflixと一緒にお届けすることを本当に楽しみにしています」(Netflix Japan 公式サイトより) ※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。